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2~3歳児のトイレトレーニング、イヤイヤ期を乗り越える7つの方法

 2017/03/12 ライフスタイル 妊活・子育て・介護 特集と症状・病気
この記事は約 10 分で読めます。

お子さんの生活習慣を身につける事って本当に根気が要りますよね。

 

 どうにか出来る様になって欲しい、と思うのは親として誰でもが思う事ですが、そう簡単に言う事を聞いてくれないのが2~3歳のイヤイヤ期です。

 

 お母さんの「しなければ!」という思いが強くあればある程、思い通りにいかないと一喜一憂してしまうのではないでしょうか?

 

 そんな頑張り屋のお母さんに考え方や方法をちょっと工夫する事で、肩の力を抜いて出来るトイレトレーニング、7つの方法をご紹介します。

 

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生活習慣を身につける

私は、保育士になる為の学校を卒業し、約20年間、主に知的障がいを持つ方や高齢者の方、子供達と施設を通して関わってきました。

 

 その中で、一番に思う事は、自分の事が自分で出来ることは当たり前のようですが・・・
  • 難しい人がいる。
  • 誰かの助けが必要な人がいる。

ということです。

 

 言い換えると、誰かが居ないと自分ひとりでは何もする事が出来ないということです。

 

 それってと、っても不自由な事だという事を、この仕事を通じて感じてきました。

 

 私は、今現在も知的障がい者の方と関わりながら、どうやったらその人に合った方法で生活習慣を身につける事が出来るかの実践、真っ只中です。

 

 現在、私の働く障がい者支援施設では、9割以上の方が重度の方です。

 

 療育手帳ではA判定の認定を受けている方でIQで言うと20~35の方になります。

精神年齢で表すと3歳~5歳3ヶ月位と言われています。

 

 実際の子どもに例えると、基本的生活習慣を身につけつつある年齢と言えるでしょう。

 

 20年もこの仕事に関わっていると、本当にびっくりするような面白いエピソードが沢山ありました。

 

 でも、そんな中で、

 

 「そういう事だったのか!そんな事が分らなかったのか!」

 

 と気付かされることが沢山ありました。

 

 そんな、私の宝の引出しの中を少しお見せ出来ればと思います。

 

トイレトレーニング方法その1:快と不快、感触と言葉を一致させる!

お子さんが2歳~3歳頃になってくると、

 

 「そろそろオムツを外さなくちゃ、さて、どのタイミングがいいかしら?」

 

 と考え始めるお母さん方は多いのではないでしょうか?

 

 でも、なかなか大変ですよね。

 

 子どもは色々な事に興味津々で、おしっこ所ではないのです。

気が付いた時には出ちゃってる、と言う事が頻繁に起こります。

 

 トイレトレーニングで大事な事は、濡れて気持ちが悪い(不快)と感じるさせる事です。

 

 そして、不快である事を言葉で教えてあげる事です。

 

 それとは逆に、気持ちがいい(快)と感じさせる事、そして、気持ちいいと言う事を言葉で教えてあげる事です。

 

 すると、感触と言葉が一致してきます。

 

トイレトレーニング方法その2:適したタイミングとこまめな声かけ

オムツを外すタイミングとしては、失敗してお洗濯物が増える事を考えると、薄着でなおかつ少々衣類や体が濡れても風邪をひかない温かい時期、春の終わりから夏が最適です。

 

 子どもは活発に動きますし、体温も高いので汗を沢山かきます。

 

 汗をかいてもシャワーで流せることで「気持ちいい~!」が感じられる季節。

 

 トイレに間に合わず失敗しても、汚れたお尻をシャワーで流せることで「気持ちいい~!」が感じることができて、トイレトレーニングの絶好の時期と言えます。

 

 汗疹なども予防できますしね。

 

 トイレトレーニングを始めたばかりの頃は、トイレに行くタイミングが分りませんので、時間を決めてこまめにトイレに行ってみるのがいいでしょう。

 

トイレトレーニング方法その3:トイレは何をするところ?

さて、ここで問題です。

 

 トイレに行きたがらない。

トイレに行く事を拒むと言った場合、どうすればいいでしょう。

 

 これも大体の方がぶつかる問題ではないでしょうか?

 

 何故かというと大人は、トイレは排泄をする所と認識していますが、子どもは、トイレを排泄する所と認識していません。

 

 今も昔も変わらないと思いますが、「おまる」ってありますよね。

 

 何故か顔がアヒル?白鳥?で取っ手が付いてまたがる白い、あれです。

 

 私も息子も使った覚えがあります。

 

 トイレはこんなものといった練習台とでも言いましょうか?

 

 とっかかりはどんな形でもいいかと思いますが、トイレは決まった所でするもの、と言う事を教えてあげる事が必要だと思います。

 

トイレトレーニング方法その4:明るい雰囲気のトイレにする

トイレのイメージは、恐怖の部屋に映るのではないでしょうか?

 

  • 何だか狭い部屋に自分がいて白い大きな硬いもの(便器)がある。
  • レバーを引くとゴーッ!と大きな音がして水が流れる。
  • 何かが来たとして誰も居ない。

     

と考えると、ちょっとしたお化け屋敷見たいに映るかもしれません。

 

 だって、家の中にトイレ以外にそんな部屋無いですよね。

 

 「えーっ。」

 

 と思われるかもしれませんが、子どもたちの目にはそんな風に写っていると考えて見て下さい。

 

 トイレはちょっと楽しい所、楽しい雰囲気がある、そんな雰囲気作りをしてもらえればトイレが怖い場所ではなくなると思います。

 

トイレトレーニング方法その5:実況中継で楽しい雰囲気を演出する

たくさんの体験が子どもを育てるのですよね。


さて、子どもたちにはこのトイレ?(恐怖の部屋)の意味が分りません。

 

 だって、今まで使った事が無いですし、排泄はオムツの中で済んでいたのですから。

 

 トイレは何をする所かを教えなければなりません。

 

 手っ取り早いのは、見せる事です。

トイレで排泄する所を見せ、伝えます。

 

「おしっこ出るからトイレに行こう。」

「おしっこ出た。」

「紙で拭こう。」

「ゴーッ!と流そう。」

「さようなら、バイバーイ。」

「手を洗ってバイ菌バイバイ。」

「手を拭いて、きれいになったね。」

と言う様に一連の行為を言葉にするのです。

 

 そうですね、テレビの実況中継の様にです。

 

 きっと子どもは、何だろうと興味を示します。
興味を持ってくれるとつかみはOK!です。

 

トイレトレーニング方法その6:赤ちゃん便座を使用しよう

今のトイレはほとんどが洋式だと思います。

 

 洋式の便座は、お子さんにとってはお尻がすっぽりと入ってしまうほどの大きさです。

 

 座ってみたけれどお尻が落ちてしまうと、これまたビックリ!になってしまいます。

 

 そんな意味からか、最近では、スーパーのトイレでも便器に子供用の便座が付いている所、別物の子供用便座が用意されている所などがあります。

 

 ご家庭ではもちろんトイレに慣れるまでは、小さい便座を利用されるとお子さんも安心だと思います。

 

 大人と子どものお尻の大きさ、ぜーんぜん違いますもんね。

 

トイレトレーニング方法その7:失敗は当たり前、成功を喜ぼう♪

さて、1度でもトイレでおしっこが出来たなら、百点満点です。

 

 「おしっこするぞ。」

 

 と言う気持ちと、

 

 「おしっこ出すぞ。」

 

 という体の指令が結びついて実を結んだ証拠です。

 

 また、まぐれでもいいのです。

 

 成功したという事実が次への成功につながるのです。

 

 ここで大事な事が一つあります。

 

 成功しても次に必ず成功するとは限りません。

 

 ついつい期待してしまいがちですが、まだまだトイレ初心者なのですから長い目で見守ってあげて下さい。

 

 失敗しても決して叱らない事、そしてがっがりしないこと。

 

 これが大事な大事なポイントです。

 

  • お子さんを信じる事。信じ抜く事。

     

すると、必ず、期待に応えてくれます。

 

まとめ

さて、「2~3歳児のトイレトレーニング、イヤイヤ期を乗り越える7つの方法」は、いかがだったでしょうか?

 

 この記事を読んで、

 

「行き詰っていたけど少し楽になった。」
「何だ、そんな事だったのか?」

「頑張ってみよう。」

 

 と思っていただけたら大変嬉しく思います。

 

 お子さんの長い人生のうち生活習慣を身に着ける時期ってほんのごくごく短い時間です。

 

 そして、その時期は何度もありません。

 

 是非、親子で楽しめる時間になるのであれば、こんなに素晴らしい時間はないと思います。

応援しています。

 

もしも、あなたが、お子さんのしつけ方、叱り方、ほめ方に興味があるなら、こちらもチェックして下さいね。

また、お子さんの困った行動でお悩みなら、こちらもチェックして下さいね。

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内藤 和江

内藤 和江

島根県大田市生まれ。
海や山、自然に囲まれて育つ。
保育士を目指し短大へ。

実習先の知的障がい児施設で言葉以外でのコミュニケーションを取る事の難しさを経験する。

しかし、そこで出会った明るく前向きな職員さんの姿に感銘を受け、興味をもつ。

短大卒業後すぐに、知的障がい者(旧、更生施設)支援施設に就職。

特別養護老人ホームでの仕事にも関わるが、結婚を機に退職。

その後も福祉に関わる仕事に携わり続け、現在、社会福祉法人 真純乃郷福祉会理事長。

利用者の方の声なき声に耳を傾け、
利用者の方の気持ちに寄り添い、
利用者の方の生きがいを見つけたい。

答えはひとつではない、その答えを見つける旅を続けています。

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