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【トライアスロン練習メニュー完全紹介】復帰初戦は富士登山競走の翌週?!

 2018/04/03 トライアスロン ランニング・ジョギング
この記事は約 7 分で読めます。
 最近やっと春らしい日が増えてきました。
それにしても、これほど春が待ち遠しいと感じたことが無いくらい今年の冬は寒かったですね! 
 
いつも朝5時頃に家を出て15kmほどのランニングをしているのですが、-5℃を下回るような日は体が殆ど暖まらないまま走り終えて帰宅することになります。

体の芯から冷えていると、家の中がどんなに暖かくても暫く何もできずストーブの前で震えるばかり・・・

とまあこんなことを書いているとスポーツ人口が減少してしまいそうなので、もう少し体が暖まる話をしてみましょう♪
 
 
海外通販サイトのロードバイクに一目惚れしたのが今から6年前のちょうど今頃の時期です。
その約1週間後、置場に困るほどの巨大な段ボール箱が2つ到着して、それから夕食後の数時間を組立作業に費やす日々が暫く続きました。
それから半月後、やっとのことでロードバイクとママチャリの2台を完成させました。
 
 
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当時の練習メニュー

当時、富士登山競走に連続出場していた自分は、7月下旬の本番に向けた練習を概ね下記の通り行っていました。
 
 月曜日:休息日
 火曜日:朝練(400mトラックでインターバル走)
 水曜日:朝練(400mトラックで10kmペース走)
 木曜日:朝練(階段ダッシュまたは起伏走)
 金曜日:休息日
 土曜日:半日ほど近所の山でトレイルラン
 日曜日:ロードバイクで近所の山岳周回コースをサイクリング
 
 
その他に、平日は仕事帰りにジムのプールで軽く泳いでいました。
ただそれは筋肉をほぐすためにやっていただけで、トレーニングというよりも整理体操に近いイメージです。
 
ここで、少し耳慣れない言葉が出てきたかと思うので、そのいくつかを自分独自の視点で説明してみようと思います。
 
 

富士登山競走

ずばり、富士山を駆け上がるランニング大会です。

麓の富士吉田市役所前をスタートして、まず登山口までの舗装路約11kmを走り抜けて、そこから頂上までの登山道約10kmをひたすら登ってゴールの富士山頂を目指すというものです。

約3000mという半端ない標高差があるので「日本一くだらないレース」というニックネームも生まれました。
国内屈指のハードコースのため、選手の中にはレース中に熱中症や高山病で動けなくなったり、心が折れてリタイヤする人が例年続出するので、完走率が50%を割り込む年もあります。
また、ハードなのはそれだけではありません。
 
ゴール地点の富士山頂には車両なんて進入できませんから、送迎バスが待つ5合目駐車場まで自力で下山しなければならないんですよ。
 
で、そのバスの最終発車時刻が結構タイトな設定でして、完走者の多くはゴール地点でレースの余韻に浸る時間すら無いという状況に陥るのです。
 
ということで、頂上から5合目までそれなりのペースで自力下山する余力を残してゴールしなければなりません。
ちなみにこのレースに完走するためのひとつの目安として、どんなに遅くてもフルマラソン3時間30分程度の走力は必須といっていいでしょう。
 
 

休息日

基本的に何も運動しない日のことを言いますが、場合によっては軽く体を動かしながら休息する場合もあります。

肩こりなどは何もしないよりも軽く動かした方が楽になったりしますよね。

当時、仕事帰りに軽く泳いでいたので、その意味では完全休息日は週に1日程度だったかもしれません。
 
 

朝練

朝の出勤前に行う練習のことを指すのが一般的かもしれませんが、自分の周りには通勤ラン、通勤バイクといったように通勤自体が練習を兼ねている人もいます。
 
先輩や同僚から、
「朝練なんてやってたら満足に仕事できないだろー?」
と疑いの目を向けられることも多々ありましょうが、少なくとも寝起き直後に出社する人や二日酔いの人よりはずっと頭が冴えわたっていますよ♪ 
 
極端なやりすぎに注意しておけば全く問題ありません!
 
 

トラック

知らない人はいないと思いますが念のため、学校の校庭や陸上競技場にある楕円型の走路をいいます。

インターバル走やペース走のように時計を見ながら細かく時間等の管理をしながら走る練習は信号や車両のないトラックで行うのが一般的です。
 
以前は近所の公園内にある変形トラックを使うこともありましたが、他の利用者と衝突しそうになったことがあって、それ以降はスロージョグの時だけ使うようになりました。
 
 

インターバル走

400mとか1kmとかの割と短い距離をレーススピード以上のペースで走ったあとにスロージョグに切り換えて、再び最初のスピードに戻して走ることを何度か繰り返す練習で、スピードアップと心肺機能の強化を図るものです。
 
これを続けることで手っ取り早く速く走れるようになるということで、多くの競技指向ランナーはこの種類の練習を行っています。
 
ただこれ、正直きついんですよ。やらずに速くなれるのなら極力避けたい練習ではあります(笑)。
 
地道な努力家とは程遠い人生を歩んできたせいもあって、楽して速くなる練習方法を常に模索しつつ、かといって一人でスロージョグばかりしていても速くはならないので、結局行き着いたのは志を共にする仲間を巻き込んで一緒に頑張ることでした。
 
いったん練習が始まると、仲間と一緒だとよほどの理由が無いかぎり途中で止めるわけにはいかなくなります。
あまりメンタルが強くない自分にとっては仲間の存在が非常に大きなものでした。
 
ただ、最初のころは練習中にどこからともなく「弱い自分」が突如現れてきて、途中で止めることを正当化する理由を色々と囁いてくるんですよ(これ本当!)。
 
これは書き出すときりがなくなるので、詳しくは次回以降のお楽しみということで!
 
 

ペースラン

一定の距離をレーススピードに近いペースを維持して走る練習で、持久力の向上を図ります。

フルマラソンのトレーニングとして行う場合、短いもので15km程度、長いものでレースと同距離が目安となってくるでしょう。
 
途中で立ち止まったり休んだりすると効果が半減するので、できればトラック周回でやりたいメニューです。
 
 

階段ダッシュ

自宅近くに「水道山」と呼ばれる場所があって、そこにある114段の階段を一気に駆け上がる練習です。

急勾配を昇るための体作りにはもってこいの練習で、富士登山競走前の数か月間は最低週1回の割合でこれを12往復していました。
 
今でも月に数回程度、普段の練習に取り入れています。
 
 

起伏走

「階段ダッシュ」とセットで行うこともある練習メニューで、「水道山」の脇にある小高い丘陵分譲地内とその周辺の起伏地を走ります。

体幹と呼ばれる体の芯の筋肉群を全体的に鍛えられるので、今でも定期的にこの練習を行っています。
 
 

トレイルラン

未舗装の登山道や野原を走るもので、日本では10年ほど前からブームになってきています。

大きな起伏を含む不整地を走るトレイルランは、普段あまり使わない筋肉も動かす全身運動になるので、平坦基調の舗装路を長時間走るフルマラソンと比べると疲労の抜けが早いと言われていて、3種目を連続して行うトライアスロンにも通じるものがあります。
 
と、多くの人に説明するのですが、大体いつも信じてもらえず嘘つき呼ばわりされてしまいます(笑)。
 
 

ロードバイク

大まかに言うと、舗装路を高速で走るために作られた競技用自転車です。

ちょっと説明が大雑把すぎると思いますが、これ以上は個人的な事情により省略させてくださいm(__)m。
 
というのも、ママチャリ以外の自転車を一括りに「ロードバイク」と認識している知人がいたのですが、彼にロードバイクの何たるかを説明するのに困難を極め、結局理解してもらえなかったという暗い過去を今なお引きずっているんです(笑)。
 
ひょっとするとメンタル治療が必要なレベルかもしれません…。
 
 

富士登山競走の翌週にトライアスロンのレース出場?!

さて、話を元に戻しましょう。
 
というわけで、その年は7月下旬まで富士登山競走にほぼ特化した練習をしていました。
 

と同時に、

「せっかくロードバイクに乗るようになったし、全く泳いでいないわけでもないので、トライアスロンのレースに出てみたら良い気分転換になるかもなぁ。」

なんて漠然と考えていたところ、タイミング良く友人からのお誘いがあって近場のローカル大会に参加してみることになりました。
 
ただ、その大会は自分にとってのメインレースである富士登山競走の翌週に開催されるので、レース日程が非常にタイトです。
 
また、ローカル大会といっても国体予選会を兼ねているらしく、県内の有力選手が何人もエントリーしてくることは間違いないので、自分みたいに何の準備もせず20年ぶりに参加する人間が上位に絡むチャンスなんて限りなくゼロに近いでしょう。
 

ということで、自分にとっては気分転換と学生時代のノスタルジー浸るファンイベントという位置づけでした。

さて、次回は20年ぶりに参加したトライアスロン復帰戦の模様をお伝えしたいと思います!
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高橋順一

高橋順一

四半世紀前の大学生時代、私は体育会自転車部に所属しトライアスロンを中心に活動していました。

大学卒業後の約15年間はスポーツと全く無縁の社会人生活を送っていたのですが、2007年に開催された第1回の東京マラソンの抽選に勢いで応募し、それに当たってしまったことがきっかけでマラソン、トレイルラン等の大会に参加するようになりました。

そして2012年、友人の誘いで出場した地元のトライアスロン大会で運良く上位入賞し、その後ロングディスタンストライアスロン世界選手権に4度出場しました。

現在は2019年の世界選手権とアイアンマンレース上位入賞に向けて奮闘しています。

勢いで応募した東京マラソン、それが今の自分の原点かもしれません。

そこから現在を経て12年後、世界上位を目指そうと悪戦苦闘するありのままの自分をお届けいたします!

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