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ぽっこりお腹、瘀血(おけつ)が原因だった。瘀血の簡単10分解消法

 2016/08/11 ダイエット 特集と症状・病気
この記事は約 6 分で読めます。
  • 運動した
  • ストレッチをした
  • 筋力トレーニングをした
  • 骨盤のゆがみを改善した
  • 食事制限や食べる時間帯など食生活を改善した
  • 便秘の解消に努めた
  • サプリメントを飲んだ
でもダメだったあなた・・・
もしかしたら、それは、「瘀血」が原因かもしれません。

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あなたの「瘀血」度をチェックしましょう

  • 手足やお腹、腰が冷たい
  • 全身がなんとなく冷え冷えとしている
  • クーラーが苦手
  • 感情にむらがあり、気分がすぐれないことが多い
  • 頭重、頭痛、偏頭痛、肩こりや腰痛など痛みがある
  • 不眠症、寝つきが悪かったり、または途中目覚めることがある
  • ときどき、めまいがする
  • 産前、産後、月経時などに頭痛、腹痛や腰痛などの痛みがある
  • 産前、産後、月経時などに感情や気分が落ち着かず、イライラしやすい
  • そのほか、子宮内膜症、子宮筋腫や卵巣のう腫などの婦人科疾患をもっている
  • お腹を手術したことがある
もしも、上記項目の3つ以上にチェックがあるとしたら、あなたは、「瘀血」体質かもしれません。

「瘀血」って何?

瘀血とは、東洋医学独特の考え方で、血液やリンパ液、神経などの様々な循環障害を表します。
「瘀血」体質は、ホルモンや自律神経、免疫バランスなどの乱れを引き起こし、万病のもとになります。
遺伝的なものや年齢、季節、気象や生活習慣、精神的ストレス、肉体的な過労や、手術や外傷、その他の病気との合併症が積み重なった結果、「瘀血」体質となります。
特にアレルギー体質や女性特有の月経、妊娠と「瘀血」は、深い関係があります。

「瘀血」が引き起こす病気

  • 子宮内膜症、子宮筋腫や卵巣のう腫などの婦人科疾患
  • 月経不順や生理痛、PMS(月経前症候群)など
  • アレルギー性疾患(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎など)
  • 更年期障害
  • 不妊症
  • 高血圧、高コレステロール血症など、動脈硬化
  • 胃潰瘍や腸炎など胃腸の弱りや病気
  • 不整脈
  • 冷え性
  • 不眠症
  • 繰り返す膀胱炎
など多岐にわたります。

「瘀血」の自己診断法

1.胃の自己診断法

静かに上向きに寝て、みぞおちとへその中心部よりも少し上のあたりの皮膚を、少しつまみあげるようにして、胃を揺すぶるつもりで前後左右にふります。
ガボガボとかピチャピチャとか、水のような音がするのを「胃の振水音」と言います。
胃の辺りをポンポンと軽く指先でたたくとポンポンと水が入ったような音がするときもあります。
食後すぐに、静かに上向きに寝て、この胃の自己診断法をしてみて下さい。食後すぐだと、「瘀血」体質でなくても「胃の振水音」が聞きやすいですので、試してみて下さいね。

よくある胃の自覚症状として

胃のもたれ、吐き気、げっぷ、胸やけ、食欲不振、みぞおちの張りなどの自覚症状があります。

隠れた胃の病気として

胃下垂、急性慢性胃炎、胃ガンなどが隠れていることもありますので、気になる方は専門医をお尋ね下さい。

2.腸の自己診断法

静かに上向きに寝て、膨らんだお腹を、指先でたたくとポンポンという音がします。
へそのあたりに、手をそっと置いて、脈拍を強く感じることがあります。これは大動脈が、動きの鈍い腸の重さに圧迫されて、拍動が腹壁に伝わりやすくなったためです。
胃と同様に、皮膚をつまんで振ると、腸の一部でピチャピチャ音がすることがあります。

よくある腸の自覚症状として

お腹全体が張る感じ、へその周りに漠然とした痛み、頑固な便秘、ガスもよくでます。特に、異常発酵の悪臭がする便やガスがでます。反対に、ガスができないときは、出るようになると治ります。
この腸の症状が強くなると弛緩性腸通過不全になります。

3.弛緩性腸通過不全の自己診断法

ぽっこりお腹が大きいときは、この弛緩性腸通過不全が多いです。

へその高さで腹囲を測ってみましょう。
弛緩性の腸通過障害では、静かに上向きに寝て、皮膚をつまんで振ったときに、 この音が谷間のせせらぎのように、シャラシャラと言う音に聞こえるときもあります。
また、普段は気にならない腸の動きが気になったり、激しくお腹のグルグル音がすることがあります。

4.大腸の自己診断法

静かに上向きで寝ます。
おへその周りを時計回りに、丁寧に触れて観察していきます。
具体的には、右下の回盲部(盲腸のある部分)から、右上へのぼり、肝臓の下まで触っていきます。
そこから左へ曲がり、肋骨にそって、お腹の左端、肋骨の下へ進みます。ここから左側壁にそって、下降したら、スタート地点に戻ります。
 瘀血自己診断法 時計回り

触る場所によって、痛みを感じたり、硬くなっているのが分かります。中には、ごろごろしたものが触れることもあります。
ゆっくり数回、触ってみましょう。

以上が、簡単な「瘀血」体質のお腹を触っての自己診断法ですが、「瘀血」体質の診断時だけでなく、普段からお腹を触るようにしてみましょう。

毎日、お腹チェックの習慣を

特に大腸の自己診断法である時計回りに触れていく自己診断法は、ゆっくり押すことで、マッサージ効果が期待できますので、毎日寝る前などに、行いたい習慣です。

たった10分で、ぽっこりお腹を解消する「瘀血」簡単処理法・・・ペパーミント・タオル湿布

静かに上向に寝て、タオルをエッセンシャルオイル(アロマオイル・精油)ペパーミント・オイルを垂らした水や温水にひたし、しっかり絞ります。

このペパーミント水の濡れタオルを、湿布のように腹部に10分間乗せて、静かに寝ているだけです。
冷たい(常温)タオル、温かいタオルは、好みやその時々によって使い分けましょう。
※冷蔵庫や氷をしようして、タオルを冷やしすぎるのは止めましょうね。

ペパーミント・タオルで、どうして「瘀血」処理ができるの?

「瘀血」は、血液やリンパ液、神経などの様々な末梢循環障害で、東洋医学独特の概念であることは、お話ししました。

簡単に言い換えると、お腹の深部が、「うっ血」している状態です。
濡れタオルの水分が、蒸発するときに、お腹の皮膚を通じて、この「うっ血」している深部のしん熱を奪うことができます。
その上、エッセンシャルオイル(アロマオイル・精油)のペパーミント・オイルが、「うっ血」しているお腹のしん熱をより効果的に奪ってくれます。

ペパーミント・タオルの応用編

「瘀血」体質が強い場合や、生理痛など症状が強いときには、ペパーミント・タオルを1日中貼っておくと、より効果的です。
その際は、ハンドタオルなどを使用し、おへそよりも下腹部を中心に貼り、タオルの上にラップなどを貼ると衣服がぬれずにすみますよ。

まとめ

「何をしてもダメだった、ぽっこりお腹をたった10分で解消する方法」は、いかがだったでしょうか?
是非、ペパーミント・タオルの湿布を行う前と行った後で、自己診断の方法で丁寧にお腹を触ってみて下さい。
そして、ウエストサイズも測ってみてくださいね。
違いが分かると思います。
毎日繰り返すことで、「瘀血」体質が改善され、ぽっこりお腹とも「さよなら」できますよ。
また、健康的に美しくダイエットを成功させたい方は、こちらもチェックして下さいね。
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金井 進

金井 進

元気の羅針盤編集長。ホリス治療院院長。はり師、灸師(国家資格)。

1994年よりホリス治療院開業。鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーを融合した独自の治療体系で日夜、患者さんと向き合っています。

30年にわたる鍼灸臨床のなかで培った知識と経験をもとに、あなたの困った問題を解決できるような確かな情報をお届けしたいと思っています。

あなたの喜びの声を聞くことほど、私達の仕事に“情熱”と“やりがい”を与えてくれるものはありません。
いいこと・悪いこと、どんなことでも結構です。
是非、あなたの声をお聞かせ下さい。

コメント

  1. 稲川 未来 より:

    私は 50代主婦です。40才で出産しました。その後に 子宮腺筋症で子宮卵巣全摘出48才でしました。
    子育て 82才の両親の介護の毎日です。
    近くの 病院で漢方処方されプラセンタも注射をしていて又、違う病院で逆流性胃炎で薬も出され便を軟らかくする薬も貰っています。
    週に1度は針治療やインナーマッスルを鍛えには行っているのですが、いつもスッキリはしません。と言うよりやったときはよいですけど…
    お臍の回りは いつも固くて 腸閉塞に成らないように あらゆる事をしているのですが何をやっても同じ感じがします。何がよく何がダメなのか?分からなくなってきています。
    サプリメントも三種類?四種類?飲んでいます。どうしたらよいでしょうか?

    1. 金井 進 金井 進 より:

      稲川様

      コメントありがとうございます。
      お臍まわりが硬く、いつもスッキリしないご様子、さぞお辛いこととお察し致します。

      鍼治療やインナーマッスルを鍛えたり、様々な努力をされていてもなかなか改善しないようですね。

      これさえすれば解決します!というアドバイスが出来れば良いのですが、無責任なアドバイスをすることは、かえって稲川さんにご迷惑になると思います。

      ただし、コメントを読ませていただく限り、方向性としては、大きくズレていないように思います。

      今通われている鍼治療の先生に、もう一度、見通しなどをご相談されてはいかがでしょうか?

      そして、稲川さんが納得いかない際には、他の鍼灸院の門をたたくのも良いかもしれません。
      その際には、食事指導をはじめ、生活習慣の提案が丁寧な鍼灸師さんを選んで頂けると希望が見えるかもしれません。

      なんだか不甲斐ない回答ですが、一日も早いご回復をお祈りして回答にさせて頂きます。

      追伸
      半身浴など【冷え取り】をすることは、身体のベースをあげることにつながると思いますので、生活習慣に【冷え取り】を取り入れることもお勧めします。

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