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VEGAN&グルテンフリースイーツ 25年間の洋菓子作りの経験と凄腕シェフのこだわりスイーツを鎌倉で。

 2016/11/01 ダイエット ライフスタイル ヴィーガン・ベジタリアン 食と女性の健康
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 100%植物性のスイーツ

健康や美を意識する人やヘルスコンシャスな人々のなかで注目の100%植物性のVeganスイーツ。

 

最近では関東エリアにも沢山のVeganメニューを取り扱うカフェやレストランが続々とオープン。

そのなかでも不動の人気を誇る「hal cafe229」さんのスイーツと25年間の洋菓子作りの経験を持つ凄腕シェフ 岡田さんに会いに行って参りました。

お店は鎌倉駅から徒歩30秒。

爽やかな白とグリーン、オレンジを基調とした店内に真剣にケーキと向き合うオーナーシェフパティシエ岡田春生さんがいました。

 

岡田さんは横浜のホテルや街の洋菓子店で12年間パティシエとして修行した後、アレルギー持ちの子供達でも美味しいと思えるケーキを提供するため葉山の老舗、日影チャヤグループ、(株)チャヤマクロビオティックスで11年間スイーツの商品開発、製造責任者、シェフパティシエ、スイーツ教室講師を経て独立。2015年4月より「hal cafe229」を鎌倉に開業。

原点はフルーツサンド?

 

小野瑠璃Vegan.5-2

学校を含め、この25年間で600種類ほどのケーキを作ったという岡田さん。当時のマクロビオティックのスイーツは今と比べると決して美味しいと言えるものではなかった。と語る。

 

洋菓子界でのパティシエとして12年間修行を積んだ岡田さんにとって、マクロビの豆腐チーズケーキを食べた時、本来のチーズケーキとはかけ離れ、チーズケーキと呼ぶに呼べないほどに感じた。

 

マクロビオティックの概念を意識するあまり、今まで食べてきた普通の美味しいケーキではなかったという。

小野瑠璃Vegan.5-3 halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ)

当時のマクロビオティックショートケーキは、卵、乳製品不使用のスポンジケーキはなく、代用として天然酵母のパンをスライスし、それにクリームを重ねてケーキに見立てていた。

これにはライターもびっくり!

わかりやすく言うと、今もコンビニで販売されている食パンにフルーツや生クリームを挟んだ「フルーツサンド」みたいなものであったという。

※マクロビオティックとは、穀物や野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースとした食事を摂ることにより、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現する考え方。調理法は陰と陽にわけ、冷たいもの火をあまり通さないものは陰性。それに対して温かいもの、じっくり煮込むものは陽性と考えられます。(一部Chaya Macrobioticsより抜粋)

当時、岡田さんのなかでケーキとはスポンジがあって生クリームがあり、舌触りがよいものである以上、卵、乳製品を使わないケーキを作るという発想は全くなかった。

 

その当時のマクロビオティックは認知度も低く、需要も少なくバースデーケーキやホールケーキのオーダーも年間20台あるかないか程度だったが、徐々にオーダー数が増し、植物性の需要がどれくらいあるかを毎年データとして残し、どんなアレルギーが多いかなどスイーツ開発をしていきながら植物性のケーキの需要さを肌で感じていった。

 

ホールケーキオーダー数はクリスマスケーキを含め、年間300台以上になっていたという。

 

年々増すアレルギーの需要

小野瑠璃Vegan.5-4 halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ)

そんななか岡田さんは「アレルギーを持つお子様や成人の方でも美味しいと思ってもらえるケーキを提供する自分の使命を再確認し、マクロビオティックを研究し、動物性食品不使用の美味しいケーキを作るという使命のもと、さらに開発に勤しんだという。

 

気がつけば、チャヤマクロビオティックスで200種ほどのスイーツの開発をしていた。

 

通常は、牛乳やバター、卵がつなぎの役目を果たしますが、マクロビではそれらを一切使用しないため、最初のころは形が崩れたり、ボソボソ感がでて、しっとり感が出せず、開発に苦労したという。

 

「喜ぶ顔が見たい」

そんななか「アレルギーを持つお子様や親御さんの喜ぶ顔がみたい!」とマクロビオティックの制限のなかで表現したいものにも制限がでてくることから、もう一歩進化をさせたいという気持ちが強まっていった。

 

洋菓子専門で作っていたころは美味しさにこだわっていたが、今は美味しさにもこだわりつつ、「人の役に立てるスイーツを作りたい。」

マクロビオティックの原点も忘れずに植物性だけでどこまで美味しくできるか?

一人くらい植物性スイーツに特化したパティシエがいてもいいんじゃないかと様々な可能性を込めて独立開業を決めた。

小さなころからお参りや海に行く時は鎌倉で、馴染みがある鎌倉に決めたという。

 

場所柄、観光客の外国人の方も多く、最近ではツアーガイドの方がVeganの外国人のお客様を案内してくれることも最近は増えてきたのだとか。

0931.

自分のお店を持つことで、直接お客様の意見や喜ぶ顔に触れられる。アレルギーを持っているお子様たちは普段食べたいケーキも他の子達と食べることができない。その子供達や親御さんの喜ぶ顔を見たとき、出店した目的の意味を改めて感じるという。

 

Veganケーキの味は如何に?

小野瑠璃Vegan.5-5 halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ)

「季節限定 安納芋とリンゴのタルト」

安納芋とリンゴをアールグレイ入りのタルト台、お芋のムース、上部にスイートポテトを絞った、一つ一つの素材の味がきちんと引き立っていた季節限定のタルト。アップルティーを思わせるようなケーキでした♪

 

「匠 キャラメルオレンジショコラ」

小野瑠璃Vegan.5-7 halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ)

ショーケースに並べられているケーキは本当にどれも美味しそうでしたが、岡田さんの渾身の仕上がりということで こちらのケーキをいただきました。

 

すべて植物性とは思えない口当たりの滑らなオレンジ風味のキャラメルムースの中には カリッとした食感の自家製チョコグラノーラが程良い食感を生み出していました。

まわりはチョコレートコーティング。オレンジピールの味がチョコの味を引き立たせ、まるでホテルの皿盛りデザートを食べているような滑らかで濃厚なケーキ。

 

これが100%植物性とグルテンフリーで楽しめるなんて!! 本当に驚きでした。リッチな大人のケーキを楽しみたい方には特にお薦めなケーキです。

カメラマンさんにも試食してもらいました♪
言わなければ分からないほどこれがバターや卵、小麦も不使用だとは思えない。」とクオリティーの高さに驚いていました♪

小野瑠璃Vegan.5-8 halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ)

 

「洋菓子って科学なんです。」

ちょっとした分量で出来栄えも味も大きく変わるお菓子作り。
卵、乳製品不使用のスイーツ作りは本当に難しい。

 

最近ではグルテンアレルギー(小麦に含まれているタンパク質「グルテン」に反応するアレルギー症状)や健康を意識して、一般に売られている小麦を摂取しない傾向からグルテンフリーの需要も増え、半年ほど前から小麦アレルギーやグルテンフリー対応のメニューも追加。

小野瑠璃Vegan.5-9 halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ)

 

お菓子作りは、「科学のようなもの」と岡田さんは語る。

様々なニーズに対応しながら開発してきた岡田さんのレシピは、今まで培ってきた経験と素材の性質がわかっているからこそ成せる業なんですね。

 

こんなに美味しいケーキを二つも食べたのに、胃がもたれない♪これも植物性100%だからこそ。

 

ヴィジュアルもさることながらアレルギーの方をはじめ、お子様から美と健康に気を使う方まで幅広く楽しめるVeganスイーツ。 岡田さんはそんな夢のようなケーキを作っているんです。

 

小野瑠璃Vegan.5-11 halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ)

そんな進化し続ける岡田さんの植物性スイーツは、こちら♪(ケーキ以外にも、子供達の好きなクレープ、パフェ、パンケーキ、ランチも楽しめます)
秋の紅葉シーズンと合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?

 

店名 : halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ)
住所 : 神奈川県 鎌倉市小町1-5-27
電話番号 : 0467-84-8120

小野瑠璃Vegan.5-10 halcafe229 (ハルカフェニーニーキュウ) 鎌倉

これから秋の鎌倉散策へ移動します♪

 

Vegan Journey Around The World

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小野 瑠璃

小野 瑠璃

健康番組レギュラー出演、オーストラリアの移住をきっかけにVegan食中心のライフスタイルをスタート。

2004年からはオーストラリア、ノースクイーンズランド州でヴィーガニズムに興味を持ち、オーストラリアでスキューバダイバーとして活動した後、スパサロンで経営を学びながら7年間 Raw Veganベースのライフスタイルを送る。

2011年 帰国後、拠点を東京に移し、Vegan 専門コミュニティーサイト「Vegan Lounge Tokyo」を立ち上げ、プラントベースを通して食、ライフスタイルの楽しさを発信する。

現在、オーストラリアエコツアーを中心にプラントベース食材、メニュー開発に携わる。

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