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【トライアスロン・デビュー戦記】たかはらやまトライアスロン

 2019/01/04 Health トライアスロン ランニング
この記事は約 12 分で読めます。

先週の日曜日、2018年8月5日に開催された「第26回 たかはらやまトライアスロン」の応援に行ってきました

この大会は私が6年前にトライアスロンに初挑戦した思い出の大会です。

地元大会ということで毎年多くの仲間が参加しているので、最近はバイク練習を兼ねて自走で現地入りし、レースコースのうち最も苦しいポイントでみんなを応援することが恒例になっています。

なお、苦しいポイントが、どこなのかは過去の経験で大よそ把握しているつもりです。

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応援でパワーを?!

スポーツに限らず、苦しい局面でサプライズ的に誰かに応援してもらって、凄くパワーが出たなんていう経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。

トライアスロン、マラソンといったエンデュランス系のスポーツでは、特にその効果は大きく、苦しくなると自然とペースが落ちていくのが普通ですが、思いがけない応援のおかげでペースを落とすことなく、というよりむしろペースを落としたくても落とせないという反強制的なパワーとなって無理やり背中を押されることになるのです。

入賞ラインすれすれで頑張っている選手にとっては凄くプラスのパワーといえましょう。

一方で、順位やタイムは度外視してレースそのものを楽しむようなこともあると思いますが、この場合、応援されることはもちろん嬉しいのですが、例えばトップ選手とのタイム差や現在順位とかの細かい情報を伴った応援をされても要らぬお世話ととられかねません。

そのあたり、応援する側の自己満足にならないように多少の気遣いが求められるところです。

とはいっても、応援する側というのは本当に気楽なものですね(笑)。

コース脇で陽射しが当たらない少しでも涼しい場所に陣取り、そこで気ままに水分補給しながらバイクのトップチューブに腰かけて、遠くから鬼の形相で坂道を上ってくる仲間を見つけては、思いつきで応援の檄を飛ばすわけです。

場合によっては、

「早くゴールしないとビールが温まるよ~!」

なんて限りなく野次に近い応援を浴びせて、選手に束の間の気分転換を味わってもらうのです。

あれ、さっきと言ってること矛盾してますかね?

まあそれはそうと、応援するだけだからといって油断しすぎると、時には思わぬ落とし穴が待っています。

先日の応援で、ランの応援ポイントを少しだけ移動しようと自転車に跨り、レースコースの外をゆっくり漕ぎ始めた途端に背後から笛の音が・・・。

走っている選手が何かやらかして、マーシャルから警告を受けているんだろうと思ったら・・・、それは大きな勘違いで、何とその警告の笛の対象は自分自身だったのですよ。

「ひょっとして見物人のペナルティーボックス行き第一号!?」

なんてわけの分からない妄想をしながら事情を聞いてみると、自分が被っているヘルメットのストラップが外れていることに対する警告とのこと。

言われてみれば確かにストラップは外れている。でも俺は選手じゃなくてただの見物人で、レースそのものの妨害もしていないんだがなぁ…。

と、何か釈然としないものを感じつつ、

「あ、すいません!」

と無難にその場を収めました。

しかし、よくよく考えてみるとそのマーシャル氏、自分の命の恩人なのかもしれないと思えてきましたよ。

たとえ徒歩と同じようなスピードでも、何かのはずみでバランスを崩して思い切り頭をアスファルトに打ち付けない保証なんてありませんからね。

それ以前に、競技用自転車に乗る人間のマナーとしてヘルメットのストラップを締めるというのは当然のことなわけで、それゆえにこの件はマーシャルの権限を議論する以前の問題だったというのが自分の結論です。

いずれにしても、レース中に見物人がご迷惑をかけたことをお詫び申し上げるほかなく、この点は深く反省したいと思いますm(__)m。

第20回、たかはらやまトライアスロン・デビューレース

さて、前置きが少し長くなりましたが、今回は6年前に参加した「第20回、たかはらやまトライアスロン」の模様をお伝えしたいと思います。

前回の記事「【トライアスロン練習メニュー完全紹介】復帰初戦は富士登山競走の翌週?!」で、少し触れましたが、このレースの僅か9日前に参加した「富士登山競走」では、目標タイムだった3時間30分切りの自己ベストを達成して体はほぼオールアウトの状態。

そして翌日には、友人の山岳ガイドを買って出て、日帰りの富士登山、更にその数日後から3日連続の宴会を乗り切った直後というタイミングでしたから、そもそも走れる体になっていなかったわけです。

ということで、レースとしての緊張感が殆ど無いまま会場入りしました。

トライアスロン・レース準備

トライアスロンというのはスイム、バイク、ランの3種目を続けて行うスポーツですから、レース会場に着いてからスタートを切るまでに行う準備作業のボリュームも単独競技の比ではありません。

ここで、レース当日に行う一般的な準備の流れについて順を追って簡単に整理してみました。

トイレ

大会会場のトイレは大混雑するため、スタート前の貴重な時間を有効活用できるように、会場入りする前に道の駅やサービスエリア等のトイレを有効に活用したい。

駐車場

駐車場から大会会場の受付まで遠いと何かと大変なので、早めに現地入りして会場近くに駐車したい。

選手受付とボディーマーキング

選手受付、支給物の受取りとボディーマーキング。

支給物一式はトランジションバッグといわれる大きな袋に入れて渡されることが多く、袋の中にはプログラム、参加賞、レースで使用するスイムキャップ、ゼッケン、ステッカー等が入っている。

これに加えて、さりげなくレース当日のみ使用可能な食事引換券、無料温泉入浴券等のサービスチケットの類が入っていることがあり、出走準備に追われるあまり、帰宅後に荷物整理した際にはじめてその存在に気付くという残念な事態にならないよう十分に注意したい。

また、ボディーマーキングといって両腕両足にゼッケンナンバーを油性マジックで書いてもらうが、最近はこれに代わってナンバーシールを貼り付ける大会も多くなっている。

ナンバー貼付等

受付で支給されたゼッケン、ステッカーをウェア、バイク、ヘルメット等に貼り付ける。

最近は事前に郵送される大会も多い。なお、ゼッケンはウェア直貼りでなくゼッケンベルトに取り付け、これをバイクスタート前に腰に巻いて対応する選手が多い。

着替

近場の大会ではレースウェアをあらかじめ着てから会場入りすることも。
天候によってはスタート直前まで冷え防止のため薄手のジャケット等を着用。

バイク組立

ホイールの取付、タイヤの空気入れ、バイクのボトルケージにボトルの取付を行う。

バイクのウォーミングアップ

アップといってもバイクのメカトラブルが無いかを確認するのが主な目的。

バイクチェックイン

トランジットエリア内の所定の場所にバイクを設置して、ハンドル周りにヘルメットとゼッケンベルトをセット。

上位狙いの選手は、時間短縮のためにバイクシューズをペダルに固定。

ランのウォーミングアップ

ランコースのチェックを兼ねて少し汗ばむ程度にジョグ。

トランジットエリア整理

バイクの脇にランシューズ、ランキャップ、補給用ゼリー等が入った袋をセット。

ランシューズをむき出しの状態でセットする選手も多いが、トランジットエリアで、にわか雨が降るとシューズがずぶ濡れになって、手間取ることがあるので、できればビニール袋の中に入れておきたい。

また、ランシューズの紐の締まり具合を事前に確認し、トランジット時に締め直す必要がないようにしておく。

ウェットスーツ着用

保護クリームを手足と首を中心に塗ってからウェットスーツを着用。

ウェットスーツまたは肌が濡れた状態だと、裏地が肌に密着してしまいスムーズに着られなくなる。

真夏の場合、過度の発汗で着用が困難となり、それが焦りとなって更なる発汗を来し、ひどい場合はレース前にもかかわらず、熱中症に陥るのでホントに要注意。

アンクルバンド固定

スイムスタート地点周辺で渡される計測用チップ内蔵のアンクルバンドを左右どちらかの足首に固定。

スイム試泳

ウェットスーツ擦れが発生しそうな箇所がないか、ウェットスーツ着用の影響で、肩の回転に支障がないか等を確認しながら軽くウォーミングアップ。

開会式

この大会の場合、スタート約30分前から数分前までプールサイドで開会式が行われる。

例年炎天下の中で行われているが、式の最中にプールに入って涼むなどの行為は無論御法度であり、特にウェットスーツ着用の選手は万全の熱中症対策が求められる。

その意味では長袖でなくノースリーブタイプのウェットスーツがベター。
最も安全なのはノンウェットなのかもしれない。

こんな感じでスタートを待つことになりますが、この日は新調した長袖フルウェットスーツを着たものだから体全体がとにかく暑く、開会式が始まる直前までプールの中に入って暑さを凌ぎました。

式の最中はウェットスーツの上半身だけでも一度脱いでおこうか真剣に悩みましたが、再び着なければいけない手間とリスクを考えると、脱ぐ勇気がどうしても湧かなかったので、着たままの状態でスタートを待つことに。

熱中症で倒れる人がいないのが奇跡と思えるくらいの暑さなので、開会式の進行の合間にプールの水を手ですくって何度か頭に浴びせながら無事に乗り切りました。

スイム

この大会のスイムパートは、50mプールを使って5秒おきにゼッケン番号順に2人づつスタートしていく、時差式のウェーブスタートを採用しています。

各選手の最終記録は第1組のスタート時刻とそれ以降の各組のスタート時刻のタイム差を差し引くことで決定していきます。

この日の自分のゼッケン番号は31番。

この場合、第16組のスタートということで、第1組の2名の選手とのタイム差は1分15秒という計算になります。

したがって、レースの最中は自分の正確な順位は分からず、現在競っている選手のゼッケン番号から大よそのタイム差をイメージしながらレースを進めることになります。

また、スタートは変則的に6レーンに区切られた50mプールの第1レーンを泳ぎ、50mに達したら隣のレーンに移って戻ります。

それを3往復して全てのレーンを泳ぎ切ると第1セットの300mが終了です。

そしていったんプールサイドに上がり、再び第1レーンから同様に泳いで都合これを5セット行い、計1.5kmでスイムパートが終わります。

2人づつのスタートなので、最初のうちは大して混雑せず快適に泳ぐことができるのですが、2セット目以降は時差スタートの後発選手と一緒に泳ぐことになって混雑の具合が増してきました。

そうなると、すぐ隣を泳ぐ選手と接触して体を叩かれたり足を沈めたりされないようなコース取りを意識する必要がでてきます。

とはいっても実戦から大きく遠ざかっていたので、そんなことを考える余裕は無く、少しでも他の選手と接触があるとその選手に先行してもらうといった弱気な泳ぎで、結局最後までペースがつかめませんでした。

それよりも、長袖ウェットスーツのせいで泳いでいても暑さが増すばかりで、スイムフィニッシュ後にもらった給水は全て水浴び用に使ってしまいました。

スイムは全完走者270人中35位でスイムフィニッシュです。

バイクへの移動の途中には、トレイルラン仲間からのサプライズ応援を貰いました。

無謀にもぶっつけ本番で(でも本気!)、異業種に殴り込みをかけるトレイルランナーのやる気が漲りました♪

バイク

つい4ヶ月前に海外通販でロードバイクを衝動買いし、その後まともな練習を行わないままレース当日を迎えてしまったので、バイクパートはランへの繋ぎ種目と位置付けて、余計な力を使わず無難に乗り切る作戦でいきました。

「たかはらやまトライアスロン」のコースは結構激しいアップダウンがあって、登りではいかに適切にギアチェンジしていくか、下りではいかに減速せずにコーナーを攻められるかが攻略の鍵となります。

ここ は、元サイクリストとしての経験が生かせたようで、脚力の無さを誤魔化す走りで順位を少し上げることができました。

270人中25位でバイクフィニッシュ(バイクラップは28位)。

ラン

バイクで脚を酷使した状態で、ランをスタートする練習を全く行っていないので、実はこのランパートが一番不安だったのですが、先週の富士登山競走と翌日の富士登山ガイドの際の高地トレーニング効果があったのか、予想外に脚が動いてくれました。

結局誰にも抜かれることなく、最後までマイペースを保ってフィニッシュしました。

270人中14位でフィニッシュ(ランラップは7位)。

総括とその後

トライアスロンのデビュー戦はトレイルランからのぶっつけ本番、異種格闘技戦でしたが、とりあえずランだけでもやっていれば、トライアスロンに何とか通用することを証明できたことがとにかく嬉しく、そして何よりも十分に楽しむことができました。

ただ、これに特化した練習を行っていればもっと違った結果が・・・

といった「タラレバ」が頭をよぎってきたのです。

そんなことを考えながらレース後の余韻に浸っていると、思わぬことに栃木県選手権の部といういわゆる県民カテゴリーで3位に入賞したとの情報が飛び込んできました。

これは全く狙ったものではなくて、逆にそんなならもう少し本気で走ればもっと上位に入れたかも、そういえばロングディスタンス世界選手権の日本代表選手もこのレースに参加していると誰かが言ってたけれど、それなら自分にもできるかもしれない、と思ったのがきっかけで、ロングの世界に飛び込むことにしてみたのです。

そうと決まったら情報収集です。

ロングの世界選手権に出るには前年の予選会で上位に入る必要があるとのことです。

そこで、過去の予選会のリザルトから自分のライバルとなりそうな選手を何人かピックアップし、彼らの記録を分析して自分の現状での弱点を把握した上で、学生時代にやっていた練習内容のかすかな記憶を頼りにして、来年の予選会に向けてのトレーニングメニューを練り上げました。

次回予告

その翌年、五島のBタイプに参加した自分は当初の計画通り予選を無事通過し、それから5年間のうちに計4度の世界選手権に出場することになるのですが、次回はこれらのうち直近に行われたデンマーク、フュン島の大会の模様を詳細に報告したいと思います。

自分にとってこの大会は事件事故の連続で、とにかく一生モノのトラブルが頻発した大会として克明な記録を残しておかないといけないという思いが日増しに強くなっています。

ということで、次回はトライアスロン版のヒヤリハット報告書、いや、突っ込みどころ満載の始末書になるかもしれません。それではまた!

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高橋順一

高橋順一

四半世紀前の大学生時代、私は体育会自転車部に所属しトライアスロンを中心に活動していました。

大学卒業後の約15年間はスポーツと全く無縁の社会人生活を送っていたのですが、2007年に開催された第1回の東京マラソンの抽選に勢いで応募し、それに当たってしまったことがきっかけでマラソン、トレイルラン等の大会に参加するようになりました。

そして2012年、友人の誘いで出場した地元のトライアスロン大会で運良く上位入賞し、その後ロングディスタンストライアスロン世界選手権に3度出場しました。

現在は2019年の世界選手権とアイアンマンレース上位入賞に向けて現在奮闘しています。

勢いで応募した東京マラソン、それが今の自分の原点かもしれません。

そこから現在を経て12年後、世界上位を目指そうと悪戦苦闘するありのままの自分をお届けいたします!

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