子どもの困った行動を変えて、才能を伸ばす叱り方の3つの秘訣
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「こら~~~!」
「やめなさ~~い!」
「ダメでしょ!」
って、
- 毎日毎日声を張り上げていませんか?
- 何度言っても同じことを繰り返す
- ダメだと分かっていることをやらかす
- 危険なことばかりする
もうもう、へとへとですよね。
こんな困った行動を変えて、子どもの才能を伸ばす叱り方の3つの秘訣をお伝えします。
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1.怒ると叱るを区別する
お子さんが困った行動をしたときに、ついつい怒ってしまいがちですが、怒らずに、上手に叱りたいですよね。
- 怒りは、あなたの感情、気持ちに任せた行動です。
- 叱るとは、お子さんの困った行動を望ましい行動へ変えていくことです。
例えば、幼稚園の先生から、あなたのお子さんがお友達を蹴ったと指摘されたら、恥ずかしさのあまり、怒りが込み上げてくるかもしれません。
しかし、お子さんに話すまでに、冷静になる時間がありますから、怒りに任せて、子どもを怒鳴ってしまうことを避けられることが多いかもしれません。
しかし、その場でとっさに注意をしないといけない場面の方が多いのではないでしょうか?
例えば、あなたのお子さんが弟をぶっていたとします。
「こら~、弟を殴っちゃダメでしょ!」
って、あなたが感情的に怒鳴ったとしたら、これは、怒っているってことですよね。
「こら~、ちゃんと口で言いなさい!」
って、望ましい行動へ促したとしたら、これは、叱っているってことです。
子どもを怒ってはいけません・・・
という教育方針の先生は、すぐに怒鳴らずに、一度深呼吸してから、愛情持ってお子さんに声かけしましょう!
って、言われることが多いんですが、やんちゃで、困った行動をするお子さんは、突発的な行動をすることが多いですので、怒鳴っちゃうことも多いと思います。
その声かけが望ましい行動に導いていれば、怒鳴ってもOKだと思うんです。
まずは、あなたがお子さんを叱るときに、
- 好ましい行動へ導いているか?
- 好ましい行動を促す言葉かけになっているか?
チェックしてみましょう。
2.気持ち(感情)と行動を分ける
前述の幼稚園の先生に、あなたのお子さんがお友達を蹴ったことを指摘された例でみていきましょう。
怒ったあなたは、いきなりお子さんを怒鳴りますか?
もちろん、そんなことはしないですよね?
では、どうしましょうか?
ほめて育てる教育方針のあなたは、お子さんがお友達を蹴った理由を聞きますよね?
「お子さんの話をよく聞きましょう!」
って、あなたも聞いたことがあるかもしれません。これ、本当によく見聞きします。それで、意識の高いあなたは、
あなた:「どうして、○○くんを蹴ったの?」
お子さん:「○○くんが、僕のおもちゃをとったから。」
さて、あなたは、どう返事をしますか?
お子さんの話によると、友達を蹴ったお子さんは良くないのですが、原因と言うか、理由は、”相手の子が悪いケース”って多いですよね。
では、こんなケースはどうでしょうか?
あなた:「どうして、○○くんを蹴ったの?」
お子さん:「○○くんが、▲▲ちゃんをいじめていたから。」
さて、あなたは、どう返事をしますか?
このケースでは、お子さんは正義の味方、ヒーローですよね。
お子さんが、ママの質問に答えられる年齢になると、正当化した答えをするケースがほとんどなんです。
だから、ただ困った行動をした理由を聞いてもダメなのです。
もしかすると、
”お子さんの話を良く聞く。”
と
”お子さんは、言い訳上手”
になるかもしれません。
もちろん子どもの話を聞くのは、大切なのですが、聞くポイントが重要なのです。
それは、気持ち(感情)と行動を分けて聞くんです。
例えば、あなたのお子さんを仮にA君としますね。
あなた:「○○くんとの喧嘩のこと、お話しして。」
A君:「○○くんがね、▲▲ちゃんのこといじめていたの。」
あなた:「▲▲ちゃんが、いじめられているのを見て、A君はどう思ったの?」(←お子さんの気持ち、感情)
A君:「▲▲ちゃんが、かわいそうだと思ったの。」(←お子さんの気持ち、感情)
あなた:「かわいそうだよね。」(←お子さんの気持ち、感情を100%受け入れる)
あなた:「それで、どうしたの?」
A君:「○○くんにね、止めてって言ったの。」
あなた:「うんうん、それで。」
A君:「そしたら、○○くんが、僕のこと掴んできたの。」
あなた:「ふーん、掴まれてどうしたの?」
A君:「止めてって、○○くんを蹴ったの。」
あなた:「ふ~ん、○○くんを蹴った時、A君はどう思った?」(←お子さんの気持ち、感情)
A君:「○○くんが泣いちゃったから、ビックリした。」(←お子さんの気持ち、感情)
あなた:「そっか~、ビックリするよね。」(←お子さんの気持ち、感情を100%受け入れる)
あなた:「それから、どうなったの?」
お子さん:「先生が来たの。」
あなた:「そうだったんだね。よく分かったわ。」
あなたは、お子さんの気持ち(感情)と説明を100%受け入れます。
どうでしょうか?
気持ちを大好きなママに分かってもらったお子さんは、安心し、素直になりますよ。
3.改善行動を考える
困った出来事、お友達を蹴ったことを例に続けていきますね。
お子さんが友達を蹴った時の気持ち(感情)と行動を分けて聞き、いったん、100%受け入れました。
次は、望ましい行動を促していきましょう。
あなた:「蹴ったとき、○○くんはどうだったかなぁ・・・」(←相手、他人の気持ち、感情)
A君:「泣いてたから、痛かったと思う。」(←相手、他人の気持ち、感情)
ほとんどの場合、蹴ったこと(とっさの行動)が悪かったことは、分かっています。
そこで、
あなた:「蹴らない、他の方法ってあったかなぁ・・・」
A君:「ん~~~、先生に言う・・・。」
など他の方法を考えるように促します。
この改善方法はたくさんあるので、一緒にゲーム感覚で考えてみて下さいね。
この場で解決しなくてもよいと思うんです。
お子さんと一緒に困った行動(今回のケースでは、お友達を蹴った)と違う対処、対応方法を考えることが、大切だからです。
もちろん、同じことが繰り返されるかもしれません。
しかし、気持ちを分かってもらい、改善行動を考えることで、望ましい行動を自分で探すようになりますよ。
まとめ
「子どもの困った行動を変えて、子どもを伸ばす叱り方の3つの秘訣」は、いかがだったでしょうか?
気持ちを分かってくれる人がいるだけで、子どもって安心するんですよね。
気持ちと行動、是非、区別してみて下さいね。
もしも、子どものほめ方に疑問があるようでしたら、こちらもチェックしてみて下さいね。
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感情と行動を受け入れてもらえて、次に望ましい方法や行動を考えられるようになっていけば、昨今の少年達による凶悪犯罪も・・・ずいぶんと違うかもしれませんね。
鈴木さん、コメントありがとうございます。未成年の凶悪犯罪・・・悲しいですよね。実は、自殺者全体は減る傾向にあるのですが、中学生の自殺が増えているんです。もちろん、様々な要因が複雑に絡まっていると思いますが、親だけでなく、大人、社会全体が子どもの気持ちを受け入れ、望ましい方法や行動を考えるようになったら、素敵だと思うんです。