1. TOP
  2. メンタルヘルス
  3. 運動が脳内物質の分泌に与える影響

運動が脳内物質の分泌に与える影響

 2025/02/18 メンタルヘルス
この記事は約 6 分で読めます。

運動が脳内物質に与える影響は多岐にわたります。

運動は、エンドルフィン、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなどの脳内物質の分泌を促進し、心身の健康に様々なポジティブな影響をもたらします。

以下に、運動と脳内物質の関係を具体的な例題を用いて詳しく説明します。

Sponsored Link

運動と脳内物質の関係

①エンドルフィン
役割痛みを軽減し、快感を引き起こす。
運動の影響運動中や運動後にエンドルフィンが分泌され、気分が良くなる。
( ランナーズハイ )
②ドーパミン
役割快感や報酬、モチベーションに関与する。
運動の影響規則的な運動はドーパミンの分泌を促進し、モチベーションや集中力を向上させる。
セロトニン
役割気分の安定や感情の調整に関与する。
運動の影響有酸素運動はセロトニンの分泌を増加させ、ストレスや不安を軽減し、気分を安定させる。
ノルアドレナリン
役割覚醒や注意力、ストレス反応に関与する。
運動の影響運動はノルアドレナリンの分泌を促進し、集中力や注意力を高める。
  1. エンドルフィン
    • 役割:痛みを軽減し、快感を引き起こす。
    • 運動の影響:運動中や運動後にエンドルフィンが分泌され、気分が良くなる ( ランナーズハイ ) 。
  2. ドーパミン
    • 役割:快感や報酬、モチベーションに関与する。
    • 運動の影響:規則的な運動はドーパミンの分泌を促進し、モチベーションや集中力を向上させる。
  3. セロトニン
    • 役割:気分の安定や感情の調整に関与する。
    • 運動の影響:有酸素運動はセロトニンの分泌を増加させ、ストレスや不安を軽減し、気分を安定させる。
  4. ノルアドレナリン
    • 役割:覚醒や注意力、ストレス反応に関与する。
    • 運動の影響:運動はノルアドレナリンの分泌を促進し、集中力や注意力を高める。

具体的な例題

例1:エンドルフィンとランナーズハイ

エンドルフィンとランナーズハイ
28歳の女性会社員、ストレスの多い仕事環境で働いている。
ストレス解消のためにジョギングを始める。
運動中ジョギングを始めて約30分後、エンドルフィンが分泌され、気分が高揚し、ストレスが軽減される。
運動後運動後もエンドルフィンの効果が持続し、リラックス感と幸福感を感じる。
結果定期的なジョギングにより、ストレスが軽減され、仕事のパフォーマンスも向上する。
  • 背景:28歳の女性、会社員。ストレスの多い仕事環境で働いている。ストレス解消のためにジョギングを始める。
  • 影響
    • 運動中:ジョギングを始めて約30分後、エンドルフィンが分泌され、気分が高揚し、ストレスが軽減される。
    • 運動後:運動後もエンドルフィンの効果が持続し、リラックス感と幸福感を感じる。
  • 結果:定期的なジョギングにより、ストレスが軽減され、仕事のパフォーマンスも向上する。

例2:ドーパミンとモチベーション

ドーパミンとモチベーション
35歳の男性エンジニア、仕事のモチベーションが低下し、集中力が欠けている。
週3回のジム通いを始める。
運動中ウェイトトレーニングや有酸素運動を行うことでドーパミンが分泌され、運動への達成感と快感を感じる。
運動後運動後の達成感がモチベーションを向上させ、仕事にも積極的に取り組めるようになる。
結果定期的なジム通いにより、仕事の集中力とモチベーションが向上し、全体的な生活の質も向上する。
  • 背景:35歳の男性、エンジニア。仕事のモチベーションが低下し、集中力が欠けている。週3回のジム通いを始める。
  • 影響
    • 運動中:ウェイトトレーニングや有酸素運動を行うことでドーパミンが分泌され、運動への達成感と快感を感じる。
    • 運動後:運動後の達成感がモチベーションを向上させ、仕事にも積極的に取り組めるようになる。
  • 結果:定期的なジム通いにより、仕事の集中力とモチベーションが向上し、全体的な生活の質も向上する。

例3:セロトニンとストレス軽減

セロトニンとストレス軽減
22歳の大学生試験のストレスや不安が多く、夜もよく眠れない。
毎朝30分の散歩を始める。
運動中朝の散歩によりセロトニンが分泌され、気分が安定し、ストレスや不安が軽減される。
運動後セロトニンの効果により、リラックス感が持続し、夜もぐっすり眠れるようになる。
結果毎朝の散歩により、ストレスが軽減され、試験に対する不安も減少。
夜もよく眠れるようになり、学業のパフォーマンスが向上する。
  • 背景:22歳の大学生。試験のストレスや不安が多く、夜もよく眠れない。毎朝30分の散歩を始める。
  • 影響
    • 運動中:朝の散歩によりセロトニンが分泌され、気分が安定し、ストレスや不安が軽減される。
    • 運動後:セロトニンの効果により、リラックス感が持続し、夜もぐっすり眠れるようになる。
  • 結果:毎朝の散歩により、ストレスが軽減され、試験に対する不安も減少。夜もよく眠れるようになり、学業のパフォーマンスが向上する。

例4:ノルアドレナリンと注意力向上

ノルアドレナリンと注意力向上
45歳の女性教師、クラスの管理や授業準備に追われ、注意力が散漫になっている。
週2回のヨガクラスに通う。
運動中ヨガのポーズや呼吸法を行うことで、ノルアドレナリンが分泌され、集中力と注意力が高まる。
運動後ヨガのポーズや呼吸法を行うことで、ノルアドレナリンが分泌され、集中力と注意力が高まる。
結果定期的なヨガにより、注意力が向上し、クラス管理や授業準備がスムーズに行えるようになる。
  • 背景:45歳の女性、教師。クラスの管理や授業準備に追われ、注意力が散漫になっている。週2回のヨガクラスに通う。
  • 影響
    • 運動中:ヨガのポーズや呼吸法を行うことで、ノルアドレナリンが分泌され、集中力と注意力が高まる。
    • 運動後:ヨガのポーズや呼吸法を行うことで、ノルアドレナリンが分泌され、集中力と注意力が高まる。
  • 結果:定期的なヨガにより、注意力が向上し、クラス管理や授業準備がスムーズに行えるようになる。

運動が脳内物質の分泌に与える影響のまとめ

運動は様々な脳内物質の分泌を促進し、心身の健康に多大な影響を与えます。

エンドルフィンは快感を、ドーパミンはモチベーションを、セロトニンは気分の安定を、ノルアドレナリンは注意力を高めます。

エンドルフィン快感
ドーパミンモチベーション
セロトニン気分の安定
ノルアドレナリン注意力

これらの効果により、運動はストレス解消、気分の改善、集中力の向上など、多くのポジティブな効果をもたらします。

定期的な運動を生活に取り入れることで、全体的な生活の質を向上させることができます。

最後に

お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。

この記事のタイトルとURLをコピーする
Sponsored Link

\ SNSでシェアしよう! /

元気の羅針盤の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

元気の羅針盤の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!
Sponsored Link

フォトライター紹介 フォトライター一覧

金井 進

金井 進

元気の羅針盤編集長。
ホリス治療院院長、はり師、灸師 ( 国家資格 )。

1994年よりホリス治療院開業。
鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーを融合した独自の治療体系で日夜、患者さんと向き合っています。

30年以上にわたる鍼灸臨床のなかで培った知識と経験をもとに、あなたの困った問題を解決できるような確かな情報をお届けしたいと思っています。

あなたの喜びの声を聞くことほど、私達の仕事に「情熱」と「やりがい」を与えてくれるものはありません。
いいこと・悪いこと、どんなことでも結構です。
是非、あなたの声をお聞かせ下さい。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 【質問】音痴の鍼灸師が「音痴」を医学的に本気で考えてみた

  • 【質問】運転中に性格が変わる人?

  • 【質問】<脊髄梗塞について>症状、原因、機序、治療法など徹底的に掘り下げてみた

  • 脊髄梗塞の原因である椎間板 ( ついかんばん ) ヘルニアとは

関連記事

  • 筋トレとランニングが脳内物質の分泌に与える影響

  • ホリス流<健康習慣6ヶ条まとめ>

  • 依存症と脳内物質の分泌との関係

  • 【後悔しない人生】を送るために注目して欲しい「3つの具体例」

  • エンパス ( Empath )

  • ホリス流健康習慣 その1:丹田 ( 腹圧 ) 呼吸法