モンスター・クレーマーの4タイプ攻略法

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モンスター・クレーマーの4タイプ攻略法
1. ジャッジマン・タイプ ( 正義の味方 )
常に自分の価値観や行為が正しいと信じているタイプです。
物事を善悪で判断しやすく、自分の価値感以外を悪と判断します。
そして、それを正すこと、つまり「クレームを言うことが正義であり、世の中のためになる」と信じているタイプです。
2. アテンションプリーズ・タイプ ( 私に注目して )
とにかく話を聞いてほしいタイプです。
自分に注目してほしいためにクレームを言っています。
「寂しさの裏返し」と言えるかもしれません。
あたかも幼い子どもがママに注目してほしいために、いたずらをするのに似ています。
3. マイルール・タイプ
自分のルールであるマイルールがすべて正しいと信じているタイプです。
最近は、このマイルール・タイプが増えているようです。
例えば、スーパーなどで、レジ後の商品を置く順番、野菜の上に冷凍食品を置かない、6本入りのビールを縦に置く、横に置く……など、マイルールが満たされないと怒り出してクレームを言うタイプです。
4. クレクレ・タイプ
ちょっとしたミスに乗じて、おまけや金銭を要求するタイプです。
自分のお得だけを考えている自己中心的なタイプです。
モンスター・クレーマーの4タイプ別攻略法
1. ジャッジマン・タイプ ( 正義の味方 )
とにかく自分の言っていることが正義だと信じているので、その信じている正義をオウム返しを使って、承認します。
お客さん:「買ったばかりなのに、壊れてどういうことなんだ!」
あなた:「買ったばかりで壊れるなんて、許せないですよね?!」
以外にここで、次の言葉を失ってしまうお客さんが多いんですが、強者のジャッジマン・タイプだと
お客さん:「そうだろ?許せないだろ?どうしてくれるんだ!」と食い下がってきます。
あなた:「メーカーには、強くクレーム入れておきます。申し訳ありませんでした。○○さんのように、当店を愛して、ご指導頂けると助かります。ありがとうございます。よろしければ新しい製品と交換でさせて頂きます。いかがでしょうか?」
ジャッジマンの正義感を満たすような対応を目指しましょう。
2. アテンション・プリーズ・タイプ ( 私に注目して )
なかなか短時間で処理するのが、難しいタイプです。
なぜなら、クレームを通して話をすること・注目を集めることが目的なのですから。
そこで「気にかけ」の言葉を使います。
お客さん:「買ったばかりなのに、壊れてどういうことなんだ!」
あなた:「それは、ご不便だったでしょ?」または「壊れていて、お怪我はなかったですか?」など
お客さんのことにフォーカスして、心遣い、気づかいを表しましょう。
3. マイルール・タイプ
少人数のお客さんを対象にしている場合は、それぞれのお客さんの好みを覚えるのは、プロとして必要な努力だと思います。
しかし、スーパーのレジやコンビニなど、たくさんのお客さんを対象にしている場合は、とても個別対応ができません。
お客さん:「冷凍食品を野菜の上に重ねておくのって、どういうことなの?」
あなた:「申し訳ありません、野菜の上に冷凍食品が重ならないように置くのですね?承知しました。いつもご指導ありがとうございます。次回から、冷凍食品は重ねないように、申しつけ頂けますでしょうか?」
マイルールを先に言ってもらえるように、一言付け加えるようにしましょう。
4. クレクレモンスター・タイプ
ちょっと間違えると犯罪に近いタイプですので、ある程度、こちらのスタンスを厳しくする必要があります。
しかし、要求をオウム返しすることで、跳ね返すことも可能な場合もあります。
お客さん:「買ったばかりなのに、壊れてどういうことなんだ!損害を補償しろ!」
あなた:「お怒りの気持ちはごもっともです。申し訳ありませんでした。損害を補償するとは、新しい製品と交換でよろしいでしょうか?それとも賠償金をご請求でしょうか?」
クレーム内容 ( 事実 ) とお客さんの気持ちをしっかりと受け入れた上で、はっきりと金品を請求しているのかを尋ねてしまいましょう。
最後に
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