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十二指腸癌<症状・診断・転移・治療法・術後ケアと癌が成長する仕組み>

特集と症状・病気
この記事は約 5 分で読めます。

梅宮辰夫さん ( 享年81歳 ) が罹患した十二指腸乳頭がん

今回の記事は、十二指腸ガンの原因、症状、治療法や術後管理など、詳しくお話します。

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消化器って何?

私たちの身体は、様々な活動をしています。

例えば、感覚器は、目、耳や皮膚などで構成され、外からの情報を収集しています。

脳神経系は、感覚器から得た情報を処理し、記憶と照らし合わせて判断します。

そして、運動器官である骨、筋肉や腱などを使って、身体を動かします。

また、循環器系は、血液を全身に送る役目があり、呼吸器系は、血液中に酸素をとり入れ、炭酸ガスを排出します。

その他にもホルモンにより特定の器官や組織の活動をコントロールしている内分泌系など、様々な活動グループがあります。

消化器は、栄養を体内にとり入れる役目があり、身体の成長と維持に必要な物質や活動に必要なエネルギーを吸収しています。

消化器は、口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸などから構成される消化と吸収をする消化管と消化液を分泌する唾液腺、肝臓、胆のうや膵臓などの消化腺があります。

十二指腸の働き

あなたが食べた物の流れをみてみましょう。

食べ物は、口から入り、食道、胃、小腸 ( 十二指腸、空腸、回腸 ) 、大腸を経て便となり排出されます。

胃と小腸のつなぎ目が、十二指腸です。

十二指腸では、様々な酵素、胆汁、膵液などを分泌し、空腸から吸収が始まります。

食べた物の水分の約80%が、小腸で吸収されます。

ガンとは

細胞は生まれ変わっている

私たちの身体は、60兆とも70兆とも言われる細胞でできています。

その細胞の一つ一つは、生まれ変わり、入れ替わっています。

例えば、赤血球は、誕生してから約120日で入れ替わり、白血球は、約6時間でその半数が入れ替わっています。

私たちの身体は、同じように見えても、およそ1年くらいで殆どの細胞が生まれ変わっているんです。

発ガン:成長の3段階

十二指腸ガンの診断法

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1.X線検査

単純X線写真 ( レントゲン ) や造影撮影などの検査をして診断します。

2.エコー検査や内視鏡検査

エコー検査は、超音波を使う検査です。

内視鏡検査で、組織をとり、病理検査することで、確定診断をします。

3.腫瘍マーカー ( 血液検査 )

正常細胞が分裂するときに、遺伝子が傷つきガン化するのですが、遺伝子にはそれぞれが、決まったタンパク質を産生しています。

つまり、遺伝子が変化すると産生されるタンパク質も変化します。

このことに注目し、ガン細胞が産生する物質を検出できればガン細胞を見つけることができます。

ある特定のガン細胞だけが、産出する物質を見つけることができれば良いのですが、今のところ、正常細胞でも少量産出していたり、良性でも高値を出すことがあったり、反対にガン患者さんでも低値になったりとまだ完成はしていのですが、血液検査という簡易さと副作用のなさからこれからの研究が期待されます。

消化器ガンでは、AFP、CEA、CA19-9などが使われています。

4.CT・MRI ( 磁気共鳴映像法 ) 検査

CT検査は、CT ( Computed Tomography ) の名の通り、コンピューター処理をして身体の内部を輪切りに見ることができる検査です。

MRI ( Magnetic Resonance Imaging ) 検査は、磁気共鳴を利用して体内の水素原子の存在量と部位を映像化する方法です。

CT検査では、縦断面しか撮影できないのに対し、MRIは縦・横の断面を簡単に撮影できるようになりました。

5.シンチ検査

放射性同位元素 ( ラジオアイソトープ ) を注射して、腫瘍にとり込まれたアイソトープから放出される放射能をカメラ撮影する検査です。

十二指腸ガンの初期症状と早期発見

初期症状はほとんどなく、自覚症状で十二指腸ガンを見つけるのは、困難とされていますが、みぞおちが痛い、吐き気や嘔吐、貧血などがある場合もありますので、詳しくお話ししましょう。

まとめ

十二指腸ガン、原因、症状、術後を完全解説」はいかがだったでしょうか?

そして、病気になった時、特にガンのような生命に関わる病気なった時に、どうするのか?元気な時こそ、考えておきたいものですね。

もしも、病気から遠ざかる食事法を知りたいようでしたら、こちらもチェックして下さい。

もしも、末期の痛み(疼痛管理)に興味があるようでしたら、こちらもチェックして下さい。

最後に

お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。

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金井 進

金井 進

元気の羅針盤編集長。
ホリス治療院院長、はり師、灸師 ( 国家資格 )。

1994年よりホリス治療院開業。
鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーを融合した独自の治療体系で日夜、患者さんと向き合っています。

30年以上にわたる鍼灸臨床のなかで培った知識と経験をもとに、あなたの困った問題を解決できるような確かな情報をお届けしたいと思っています。

あなたの喜びの声を聞くことほど、私達の仕事に「情熱」と「やりがい」を与えてくれるものはありません。
いいこと・悪いこと、どんなことでも結構です。
是非、あなたの声をお聞かせ下さい。

コメント

  1. ミッチー より:

    今朝実父が亡くなりました。
    十二指腸癌でした。
    発症してから約2年、よく頑張ったと思います。
    入院してもすぐ回復し退院するを繰り返しその都度元気になり帰ってきました。しかし、最後の入院では日に日に弱り自宅には戻れないと覚悟はしました。
    亡くなる前日、せん妄があり【(病室から)出してくれよ】と何度もお願いされました。
    本人もこの2年の間に覚悟を決め、残された私達が困らないようにと手帳にいろいろと書きためていました。
    今はいろいろ思い出し涙が止まらないですが、今までの感謝を話しかけようかと思います。

    1. ミッチーさま
      お父様のご冥福をお祈り申し上げます。

      今朝、亡くなられたとのこと、これからお忙しくなると思います。
      どんなに尽くしても、どんなに覚悟を決めていても、どんな状況でも、大切な人を亡くされたときに、残された方が辿る道があります。
      それは、懺悔と後悔の道です。

      ミッチーさんのお父様の場合も、お父様も、ミッチーさんやご家族も、そしてお医者さんをはじめ医療スタッフも出来る限りのことをされたのが文面からひしひしと伝わってきます。
      それでも、ふと「ああすれば良かったかな・・・」「もっと・・・」と懺悔と後悔をされるかもしれませんが、きっとお父様は満足されていたと思います。

      繰り返しになりますが、お父様のご冥福とミッチーさんがこれからも幸多き人生になりますように、お祈り申し上げます。

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