十二指腸ガンの初期症状と早期発見

初期症状はほとんどなく、自覚症状で十二指腸ガンを見つけるのは、困難とされていますが、みぞおちが痛い、吐き気や嘔吐、貧血などがある場合もありますので、詳しくお話ししましょう。
Contents
身体の不調・症状や違和感
みぞおちが痛い
みぞおちが痛い |
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空腹の時や胃液の分泌が多くなる夜間に痛むことが多い。 |
何か食べると治まる。 |
食後2~3時間でみぞおちが痛むことがある。 |
空腹の時や胃液の分泌が多くなる夜間に痛むことが多く、何か食べると治まります。
食後2~3時間でみぞおちが痛むことがある。
胸やけ・胃のもたれ
胸やけ・胃のもたれ |
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お腹の上部に不快感がある。 |
胃が締め付けられるような感じがある。 |
お腹の上部に不快感があり、胃が締め付けられるような感じがある。
便が黒くなる
便が黒くなる |
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出血が便に混じって、コールタールのような黒光りする便になる。 |
出血が便に混じって、コールタールのような黒光りする便になります。
貧血
貧血 |
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病気が進み、出血が多くなると貧血を起こすことがある。 |
病気が進み、出血が多くなると貧血を起こすことがあります。
吐血
吐血 |
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胃や十二指腸から出血があると、コーヒーかすのような色の血が出る。 |
胃や十二指腸から出血があると、コーヒーかすのような色の血が出ます。
突然の激しい腹痛
突然の激しい腹痛 |
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十二指腸の壁に孔 ( あな ) が空いた状態。 |
お腹が硬くなり、腹膜炎になることもある。 |
十二指腸の壁に孔 ( あな ) が空いた状態で、お腹が硬くなり、腹膜炎になることもあります。
激しい痛みが背中や下腹部に散る
激しい痛みが背中や下腹部に散る |
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背中の痛みは、ぎっくり腰や筋筋膜性 ( 筋肉 ) の痛みと区別がしにくいので注意が必要。 |
背中の痛みは、ぎっくり腰や筋筋膜性 ( 筋肉 ) の痛みと区別がしにくいので注意が必要です。
吐き気・嘔吐・みぞおちのはり・もたれ
吐き気・嘔吐・みぞおちのはり・もたれ |
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十二指腸の下部、胃とのつなぎ目が狭窄 ( 詰まり ) 、食事が通らなくなる時もある。 |
十二指腸の下部、胃とのつなぎ目が狭窄 ( 詰まり ) 、食事が通らなくなる時もあります。
上記のような症状がある場合、胃潰瘍や十二指腸潰瘍のおそれもあります。
気になる方は、専門のドクターに相談することが、早期発見に繋がります。
身体の不調・症状や違和感 一覧
身体の不調 | 症状や違和感 |
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みぞおちが痛い | 空腹の時や胃液の分泌が多くなる夜間に痛むことが多い。 何か食べると治まる。 食後2~3時間でみぞおちが痛むことがある。 |
胸やけ・胃のもたれ | お腹の上部に不快感がある。 胃が締め付けられるような感じがある。 |
便が黒くなる | 出血が便に混じって、コールタールのような黒光りする便になる。 |
貧血 | 病気が進み、出血が多くなると貧血を起こすことがある。 |
吐血 | 胃や十二指腸から出血があると、コーヒーかすのような色の血が出る。 |
突然の激しい腰痛 | 十二指腸の壁に孔 ( あな ) が空いた状態。 お腹が硬くなり、腹膜炎になることもある。 |
激しい痛みが背中や下腹部に散る | 背中の痛みは、ぎっくり腰や筋筋膜性 ( 筋肉 ) の痛みと区別がしにくいので注意が必要。 |
吐き気・嘔吐・みぞおちのはり・もたれ | 十二指腸の下部、胃とのつなぎ目が狭窄 ( 詰まり ) 、食事が通らなくなる時もある。 |
十二指腸ガンの治療法
手術療法が、第1選択となります。
進行している場合は、抗がん剤治療が中心となり、放射線療法、温熱療法や免疫療法などがあります。
術後や末期の十二指腸ガンで大切なこと
末期ガンとは、一般的には手術的に治療できる範囲を超え、3~6ヶ月以内に死の転帰をとる可能性が高い場合を指すことが多いです。
末期ガン患者さんの問題点 |
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激しい疼痛 ( とうつう ) |
死への恐怖 |
長期入院による仕事や家庭などの社会生活上の問題 |
経済的問題 |
家族の苦悩 |
末期ガン患者さんの問題点として
- 激しい疼痛 ( とうつう )
- 死への恐怖
- 長期入院による仕事や家庭などの社会生活上の問題
- 経済的問題
- 家族の苦悩
があります。
そして、告知なども大きな問題です。
末期の十二指腸ガンでも、この問題点をクリアーすることが大切となります。
1. 疼痛管理
現在、約90%の患者さんが激しい痛み戦いながら、亡くなるとするドクターもいます。
痛み |
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ガンの神経圧迫または浸潤 |
腹膜、肋膜、骨膜などの有痛性組織へのガン浸潤 |
ガン性腹膜炎による管腔臓器の閉塞 |
ガンの壊死、炎症 |
ガンによる血行傷害など直接にガンが原因となっているもの |
抗がん剤や放射線治療など、治療によるもの |
長期臥床による床ずれなどの障害によるもの |
その痛みは
- ガンの神経圧迫または浸潤
- 腹膜、肋膜、骨膜などの有痛性組織へのガン浸潤
- ガン性腹膜炎による管腔臓器の閉塞
- ガンの壊死、炎症
- ガンによる血行傷害など直接にガンが原因となっているもの
- 抗がん剤や放射線治療など、治療によるもの
- 長期臥床による床ずれなどの障害によるもの
があります。
2. 栄養管理
とくに十二指腸の摘出手術を行った場合、栄養管理が難しくなります。
3. 精神的問題
告知の問題も含めて、元気な時から「自分だったらどうしたいか?」。
また大切な家族の意思等々を聞き、考え、確認しておきたいものです。
4. 入院治療の是非
最後には、どこまで積極的な治療をするのか、家族の協力体制など個々人によって大きく違いがあります。
自分だったら……と考えておくことがやはり大切だと思います。
最後に
お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。
