[乳癌] 手術しない乳癌治療法
Contents
トモセラピー:最新放射線治療
| トモセラピー:最新放射線治療 |
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| 放射線治療:癌病巣だけを狙える |
| 副作用が少なくなった |
| 複数の癌にも同時に放射線を当てることが可能 |
今までの放射線治療は、癌細胞にだけ放射線をかけることが難しかったのですが、最新のコンピューター技術により、癌病巣だけを狙い撃ちできるようになりました。
放射線は、細胞のDNAを傷つけるため、細胞が壊れますので、正常細胞へ放射線があたることで、副作用がありました。
しかし、このトモセラピーでは、癌病巣だけを狙えることから、副作用が少なくなりました。
また、複数の癌にも同時に放射線を当てることが可能になったのも大きな利点です。
RFA:ラジオ波熱焼灼療法
| RFA:ラジオ波熱焼灼療法 |
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| 癌細胞:42度以上で死滅する |
| ラジオ波の熱で癌細胞を死滅させることができる |
| 準備を含めて30分程度の治療時間 |
| RFAが使用できる条件 |
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| しこりが2cm以下 |
| リンパ節への転移がないなどの初期の乳癌に限る |
| しこりが大きい場合 |
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| RFA前に化学療法で、癌を小さくしてから行うこともある |
RFA ( ラジオ波熱焼灼療法 ) は、全身麻酔をして、乳輪から針を刺し、癌病巣にラジオ波を流すことで、熱を発生させて針周辺の温度を60~70度まで上昇させます。
癌細胞は、42度以上で死滅しますので、このラジオ波の熱で癌細胞を死滅させることができます。
準備を含めて30分程度の治療時間になります。
RFAは、しこりが2cm以下、リンパ節への転移がないなどの初期の乳癌に限りますが、しこりが大きい時には、RFA前に化学療法で、癌を小さくしてから行うこともあります。
HIFU ( ハイフ:集束超音波療法 )
| HIFU ( ハイフ:集束超音波療法 ) |
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| 超音波を体外から照射 |
| 熱を発生させることで癌細胞を死滅させる |
| 麻酔不要・鎮痛薬を飲むだけ |
| 癌細胞の大きさに関係なく治療できる |
| 繰り返し治療が可能 |
| 副作用が少ない |
HIFU(集束超音波療法 ) は、超音波を体外から照射し、熱を発生させることで、癌細胞を死滅させることができます。
鎮痛薬を飲むだけで、麻酔を必要ありません。
癌細胞の大きさに関係なく治療でき、繰り返し治療が可能で、副作用が少ないなどのメリットがあります。
凍結療法 ( クライオサージェリー )
| 凍結療法 ( クライオサージェリー ) |
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| 癌細胞:マイナス20度で死滅する |
| 癌細胞に針を刺して液体窒素を送る |
| 癌細胞を冷凍し・死滅させる |
癌細胞は、マイナス20度で死滅しはじめます。
この凍結療法は、癌細胞に針を刺し、液体窒素を送って、癌細胞を冷凍し、死滅させます。
血管塞栓治療
| 血管塞栓治療 |
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| 新生血管:動脈と静脈が絡まったポンプ状の血管 |
| 新生血管のポンプに薬を注入 |
| 栄養が絶たれると癌は縮小・いずれ死滅する |
癌細胞にも栄養が必要です。
その栄養は近くの動脈から新生血管を引き寄せていることが分かっています。
新生血管とは、動脈と静脈が絡まったポンプ状の血管です。
この新生血管が密集すると癌が増殖しますし、またこの新生血管を通して癌細胞が移動、転移しやすくなります。
血管塞栓治療は、この新生血管のポンプに薬を注入し、癌に栄養が流れるのを防ぎます。
栄養が絶たれると癌は縮小し、いずれ死滅します。
DC-BAK療法
| DC-BAK療法 |
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| DC ( 樹状細胞 ) 療法とBAK療法とを組み合わせた免疫療法 |
| DC療法で乳癌細胞に目印をつける |
| BAK療法で強力で数も増えたリンパ球が乳癌細胞を攻撃する |
| DC ( 樹状細胞 ) |
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| 免疫療法:免疫機能を高めることで、癌治療につなげようとする |
| DC ( 樹状細胞 ) は免疫細胞の一つ |
| 免疫細胞のリンパ球が活性化・癌細胞を攻撃する |
| BAK |
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| 生物反応剤という意味 |
| 癌細胞から身体を守っているリンパ球を培養して患者さんに戻す |
DC-BAK療法は、DC ( 樹状細胞 ) 療法とBAK療法とを組み合わせた免疫療法です。
私たちの免疫機能は、私たちが癌にならないように、発生した癌細胞を見つけ、処理しています。
その免疫機能を高めることで、癌治療につなげようとするのが免疫療法です。
DC ( 樹状細胞 ) は、その免疫細胞の一つで、癌細胞を取り込みます。
癌細胞を取り込んだDC ( 樹状細胞 ) は、その癌細胞の情報をDC細胞の表面に提示します。
その提示をみて、免疫細胞のリンパ球が活性化したり、癌細胞を攻撃します。
BAKは、生物反応剤という意味で、癌細胞から身体を守っているリンパ球を培養し、患者さんに戻します。
DC療法で乳癌細胞に目印をつけ、BAK療法で、強力で数も増えたリンパ球が乳癌細胞を攻撃することになります。
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最後に
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