[妊娠と不妊症] 不妊症を知ろう

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あなたが不妊症かどうかチェックしましょう
実は「不妊症」のハッキリとした基準はないのですが、以下の項目に該当する人は、不妊検査が推奨されています。
不妊症チェック項目 | チェック | |
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女性が34歳未満の場合 | 1年間妊娠しない | □ |
女性が35歳以上の場合 | 半年間妊娠しない | □ |
女性が40歳以上の場合 | 妊娠を希望したとき | □ |
不妊症って、どのくらいの人が悩んでいるの?
あくまでも推計なのですが、7組に1組のご夫婦が不妊で悩んでいると言われています。
2012年の15歳~44歳の女性人口は、約2,300万人ですので、約330万人の女性が子宝に恵まれずに悩んでいることになります。
違うデータ見てみましょう。
2013年、病院で卵子を採る、採卵件数は、23万件弱。
そして、病院の不妊治療の末、授かった赤ちゃんは、3万7,953人で、生まれた赤ちゃんの24人に1人の割合です。
不妊症の原因とは?
WHO ( 世界保健機関 ) によると、女性の原因:41%、男性の原因:24%、男女とも:24%、不明:11%となっています。

女性側の原因
女性側の原因として、以下のことが考えられます。
女性側の原因 |
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卵巣機能不全 |
欄干が狭窄・癒着などしている場合 |
子宮筋腫や奇形 発育不全 |
ホルモン異常 |
子宮内膜症 |
その他 |
男性側の原因
男性側の原因として、以下のことが考えられます。
男性側の原因 |
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無精子症 |
性路閉鎖 |
性交障害 ( ED・射精障害 ) |
ホルモン異常 |
その他 |
しかし、上記のようにはっきりした原因の分からない「不妊症」や一般的な不妊治療で成果の出ない「難治性不妊症」でお悩みの方が多くなっています。
それは、2014年の女性の初産年齢は全国平均で、30.6歳、男性の初めての赤ちゃんは、平均32.6歳で、高い年齢となっています。
この晩産化が、不妊症で悩み方が多い理由だと考えらています。
では、晩産化が不妊症の原因とすると出産にタイムリミットはあるのでしょうか?
卵子の数は決められている!
女性が胎児のときに、一生分の卵子が作られ、その後は作ることができないのです。
胎児期に700万個ほど作られ、初潮を迎える年頃には、30万個ほどまで減っているとされています。
そして、妊娠可能な年齢になり、その後も毎日30個ほど卵子を失っていきます。
だいたい毎月1回で、一生の間に、400~500個ほど排卵することになります。
卵子のほとんどは排卵されることなく、消失してしまっているのです。
胎児に作られた700万個から400~500個の排卵ですから、ものすごい確率だと言えます。
卵子が休眠から覚めて、排卵されるまで半年かかる
卵子は、胎児の時に作れられてから、休眠状態にあるのですが、活動し始めてから排卵されるまでの仕組みは、まだまだ解明されていません。
しかし、卵子が活動し始めて、成長し排卵されるのまでの期間は約半年かかることが分かっています。
このように、妊娠の初期段階である排卵までに最低半年かかりますから、妊娠計画は長いスパンで考える必要がありそうです。
不妊症ってどんな検査があるの?
血液検査
血液検査 |
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ホルモン量を調べる ※AMH検査 |
卵子の在庫を調べる ( 卵巣年齢検査とも呼ばれる ) |
検査費用:4,000円~1万円程度 |
粘液検査
粘液検査 |
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子宮頚管粘液の量・精子が入りやすい粘液に変化しているか、などを調べる |
検査費用: ( 保険適用できれば ) 4,000円~1万円程度 |
精液検査
精液検査 |
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精子の数・運動率・奇形率調べる |
検査費用: ( 保険適用できれば ) 400円~1,000円程度 |
最後に
お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。
