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リンゴ病:保育園・学校での感染対応

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保育園・学校での感染対応

◉ 感染拡大の特徴

  • リンゴ病は発疹出現前 ( 潜伏期後半 ) に最も感染力が強い
  • 発疹が出た時点では、すでに感染力はほぼ消失しているため、発疹があっても登園・登校制限の対象外
感染拡大の特徴
リンゴ病は発疹出現前 ( 潜伏期後半 ) に最も感染力が強い
発疹が出た時点では、すでに感染力はほぼ消失しているため、発疹があっても登園・登校制限の対象外

◉ 対応方針 ( 厚労省や文科省のガイドラインに基づく )

項目内容
登園・登校停止原則なし ( 体調良ければ登園可 )
出席停止の必要性なし ( 発疹出現=感染力低下 )
連絡体制保護者に症状の周知 ( 掲示板やアプリで共有 )
衛生対策石けんでの手洗いの徹底、咳エチケット指導
保育者の感染大人も感染リスクあり、特に女性スタッフが注意 ( 妊娠の有無確認 )

◉ 園や学校での具体的な対策

  1. 日常的手洗い
    1. 外遊び後、トイレ後、食事前後に徹底
  2. マスク着用 ( 風邪症状がある場合 )
  3. 消毒:おもちゃ・ドアノブ・テーブル等を1日1〜2回清拭
  4. 発症者記録の管理:クラス単位で流行状況を把握し、早期介入
  5. 妊婦職員の配慮 ( 後述 )
園や学校での具体的な対策
日常的手洗い
外遊び後、トイレ後、食事前後に徹底
マスク着用 ( 風邪症状がある場合 )
消毒
おもちゃ・ドアノブ・テーブル等を1日1〜2回清拭
発症者記録の管理
クラス単位で流行状況を把握し、早期介入
妊婦職員の配慮 ( 後述 )

妊婦の職場・生活環境での注意点

◉ なぜ妊婦が要注意なのか?

  • 妊婦がパルボウイルスB19に初感染すると、胎児に感染し胎児貧血・胎児水腫・流産のリスクがある ( 特に妊娠初期〜中期 )

◉ 妊婦が職場でとるべき対応

項目内容
感染リスク確認勤務先での流行状況を把握 ( 園内・学校内にリンゴ病の子がいるか )
医療機関での抗体検査B19ウイルスに対する抗体 ( IgG ) を持っていれば再感染のリスクはほぼなし
勤務調整抗体が陰性、かつ園や学校で流行している場合 → 一時的な勤務回避部屋分けを検討
職場への配慮要請妊婦の健康診断書や医師の意見書に基づいて、管理者が安全配慮義務のもと対応する必要あり
手洗い・うがい基本の徹底 ( ウイルスは飛沫や手指接触で感染 )

◉ 妊婦の家庭・生活上の注意点

  • 幼児や小学生の子がいる妊婦は、兄弟経由で感染するケースあり
  • 自宅でも手洗い・マスク・タオルや食器の共用を避ける
  • 発熱・倦怠感・関節痛があれば、産婦人科ではなく**内科・感染症科での検査 ( IgM/IgG ) **を推奨
  • 妊婦健診で胎児心拍や水腫確認を定期的に行う

まとめ

対象対応策
保育園・学校登園制限なし、手洗い・換気・消毒、妊婦職員への配慮
妊婦 ( 職場 ) 抗体検査、勤務調整、周囲の感染状況把握
妊婦 ( 家庭 ) 子どもとの濃厚接触回避、手洗い、タオル等の分離

最後に

お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。

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金井 進

金井 進

元気の羅針盤編集長。
ホリス治療院院長、はり師、灸師 ( 国家資格 )。

1994年よりホリス治療院開業。
鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーを融合した独自の治療体系で日夜、患者さんと向き合っています。

30年以上にわたる鍼灸臨床のなかで培った知識と経験をもとに、あなたの困った問題を解決できるような確かな情報をお届けしたいと思っています。

あなたの喜びの声を聞くことほど、私達の仕事に「情熱」と「やりがい」を与えてくれるものはありません。
いいこと・悪いこと、どんなことでも結構です。
是非、あなたの声をお聞かせ下さい。

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