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【質問】ヒートショックってなに?

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患者さまからの質問

「ヒートショック」という言葉、最近よく目にします。

どういうものですか?

何がどう人体に影響を与える?

ヒートショックになるとどうなる?

冬に多いのはなぜ?

ならないための予防策は?

なった時はどうしたらいい?

ヒートショックとは

ヒートショックとは、急激な温度変化が体に与えるストレス反応のことです。

特に、寒い場所から急に暖かい場所に移動したり、その逆の場合に発生しやすく、心血管系に大きな負担をかけます。

ヒートショックのメカニズム

温度変化による自律神経の反応

急激な温度変化は、交感神経系を過剰に活性化させます。

交感神経は血管の収縮や心拍数の増加を引き起こすため、血圧が急上昇または急降下します。

温度変化による自律神経の反応
急激な温度変化は、交感神経系を過剰に活性化させる。
交感神経は血管の収縮や心拍数の増加を引き起こすため、血圧が急上昇または急降下する。

血管収縮と拡張のメカニズム

寒冷刺激:皮膚の温度受容体 ( TRPチャネル、特にTRPM8 ) が寒さを感知すると、血管収縮を誘発するノルアドレナリンの分泌が増加します。

急な温暖刺激:温かい場所へ移動すると、TRPV1チャネルが活性化し、血管が急速に拡張。これにより血圧が急降下し、脳への血流が一時的に不足することがあります

血管収縮と拡張のメカニズム
寒冷刺激皮膚の温度受容体 ( TRPチャネル、特にTRPM8 ) が寒さを感知すると、血管収縮を誘発するノルアドレナリンの分泌が増加する。
急な温暖刺激温かい場所へ移動すると、TRPV1チャネルが活性化し、血管が急速に拡張。これにより血圧が急降下し、脳への血流が一時的に不足することがある。

ホルモンの関与温度変化

ホルモンの関与温度変化
ホルモンの関与温度変化は、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールといったストレスホルモンの分泌を促進し、心拍数や血圧に影響を与える。

ホルモンの関与温度変化は、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールといったストレスホルモンの分泌を促進し、心拍数や血圧に影響を与えます。

ヒートショックになるとどうなる?

症状立ちくらみ、めまい、失神、動悸、吐き気、意識障害
重篤なケース脳卒中、心筋梗塞、不整脈、心停止
  • 症状:立ちくらみ、めまい、失神、動悸、吐き気、意識障害
  • 重篤なケース:脳卒中、心筋梗塞、不整脈、心停止

特に高齢者や心血管疾患を持つ人は、血圧調整機能が低下しているため危険です。

冬に多いのはなぜ?

室内外の温度差冬は暖房で室内が暖かく、外気は寒いため急激な温度差が生じる。
浴室・トイレの温度差家の中でも暖房が効いているリビングと、冷えた浴室やトイレの温度差が大きいことが影響する。
  1. 室内外の温度差:冬は暖房で室内が暖かく、外気は寒いため急激な温度差が生じます。
  2. 浴室・トイレの温度差:家の中でも暖房が効いているリビングと、冷えた浴室やトイレの温度差が大きいことが影響します。

ならないための予防策

室温の管理トイレや浴室も暖房で温める。
入浴前に浴室を暖め、シャワーで壁や床を温める。
入浴の工夫お湯の温度は40℃以下、長湯は避ける。
入浴前後に水分補給を行う。
起立性低血圧への対策立ち上がる際はゆっくりと。
高齢者や心疾患のある人は、誰かと一緒に行動する。
  1. 室温の管理
    • トイレや浴室も暖房で温める。
    • 入浴前に浴室を暖め、シャワーで壁や床を温める。
  2. 入浴の工夫
    • お湯の温度は40℃以下、長湯は避ける。
    • 入浴前後に水分補給を行う。
  3. 起立性低血圧への対策
    • 立ち上がる際はゆっくりと。
    • 高齢者や心疾患のある人は、誰かと一緒に行動する。

ヒートショックになった時の対応

軽度の場合横になり、足を少し高くして安静にする。
温かい飲み物で体を温める。
重篤な場合
( 意識消失、呼吸困難 )
救急車を呼ぶ ( 119 )
心肺停止の場合は心肺蘇生法 ( CPR ) を開始する。
  • 軽度の場合:横になり、足を少し高くして安静にする。温かい飲み物で体を温める。
  • 重篤な場合 ( 意識消失、呼吸困難 )
    • 救急車を呼ぶ ( 119 )
    • 心肺停止の場合は心肺蘇生法 ( CPR ) を開始する。

ヒートショックのメリットとデメリット

メリット

適度な温冷刺激適度な温冷刺激は血管の柔軟性を高め、血流改善効果をもたらす。
ヒートショックプロテイン ( HSP ) の誘導温熱刺激によってHSPが増加し、細胞のストレス耐性や修復機能が向上する。
  • 適度な温冷刺激は血管の柔軟性を高め、血流改善効果をもたらす。
  • ヒートショックプロテイン(HSP)の誘導
    温熱刺激によってHSPが増加し、細胞のストレス耐性や修復機能が向上する。

デメリット

急激な温度変化は心血管系への過剰な負荷となり、特に高齢者や基礎疾患のある人では命に関わるリスクを伴う。
  • 急激な温度変化は心血管系への過剰な負荷となり、特に高齢者や基礎疾患のある人では命に関わるリスクを伴います。

東洋医学・鍼灸治療からひと言

ヒートショックは一歩間違えると命に関わる危険な現象ですが、適切な知識と対策で予防できます。

特に、ヒートショックのメカニズムの項目で記しましたように、自律神経を整え、血流改善、そしてホルモン調整は、不意な事故を防ぐためには、必須だと思いますし、常日頃から整えておくことが大切だと考えます。

これらは、鍼灸治療の最も得意とするところではないでしょうか。

最後に

お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。

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金井 進

金井 進

元気の羅針盤編集長。
ホリス治療院院長、はり師、灸師 ( 国家資格 )。

1994年よりホリス治療院開業。
鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーを融合した独自の治療体系で日夜、患者さんと向き合っています。

30年以上にわたる鍼灸臨床のなかで培った知識と経験をもとに、あなたの困った問題を解決できるような確かな情報をお届けしたいと思っています。

あなたの喜びの声を聞くことほど、私達の仕事に「情熱」と「やりがい」を与えてくれるものはありません。
いいこと・悪いこと、どんなことでも結構です。
是非、あなたの声をお聞かせ下さい。

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