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気象病?それは【水毒】【水滞】かもしれません

 2025/01/10 特集と東洋医学 症状・病気
この記事は約 5 分で読めます。

あなたは、気候の変化で

  • めまいがする
  • なんだか身体がついていかず、だるくて仕方がない
  • いつにも増して、むくみが気になる
  • 胃腸の調子が悪い
  • 食欲がない
  • アレルギー症状がでてきた
  • 頭痛、肩こりや腰痛などが悪化している
  • なんだかイライラする

なんてことはないですか?

そして、私、もしかして気象病?なんてお考えではないですか?

それは、もしかしたら【水毒】【水滞】が原因かもしれません。

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水毒・水滞とは?

鍼灸医学では、気・血・水が、滞ることなく「スムーズ」に流れ、バランスが整っている状態を健康な状態と考えます。

水毒は、文字通り、この気血水の「水の毒」、そして水の流れが滞った状態が「水滞」です。

今日は【水毒】【水滞】は、水の代謝が悪い……くらいの大雑把に理解して下さい。

鍼灸医学の言語を、西洋医学、現代科学で説明することは、無理があると常々、患者さんにお話ししています。

だってね、前提や常識がまるっきり違う科学ですからね……。

気・血・水とは?

でもね、それでは現代科学が常識の私たちには、分かりませんので、鍼灸医学の中心的概念である【気・血・水】を簡単に説明しちゃいます。

  • 気とは:神経や精神、そしてエネルギー的な流れ、働きなど、全てを含んだ概念
  • 血とは:血液とその働き
  • 水とは:リンパ液とその働き

って、例える先生が多いんですが、私は、もう少し広く捉えた方が良いように思うんです。

例えば、胃液・粘液・体液なども、鍼灸医学の【水】の働きです。

繰り返しますが、鍼灸医学と現代科学は、前提条件がまるっきり違うので、別次元のものです。

混同してお話ししない方が良いんです。

この【気血水】も、神経・血液・リンパ液 ( 体液 ) と分けるよりも「氷 → 水 → 水蒸気 」って考える。

つまり、条件や状態で変化していると考える方が、私たち鍼灸師が捉えている感覚なんです。

でもね、この感覚が分かる先生が少ないのが現実なんです。

専門家でも残念な状況ですので、あなたにお話しするのを止めようと考えたのですが、

この梅雨時期に体調を崩す方【気象病】と思われる方には、どうしても知ってもらいたいので、お話しすることにしました。

この【気象病】な~~んてのが、最近流行っているようなんです。

気象病とは?

気象病とは、気圧の変化で、めまいや耳鳴りを中心にした体調不良や、頭痛や様々な症状が悪化したりすることらしいです。

それは、この気圧の変化に、自律神経が乱れる、特に交感神経が興奮してしまうのが原因とされています。

つまり……。

交感神経が興奮→血管拡張→神経が刺激→痛み(症状)出現

って、流れで説明されます。

この気象病の方には、鍼灸医学的に【水毒】【水滞】の身体状態のことが多いんです。

特に、近年は、暑さが増してくると、「熱中症」予防に、水分を取ることが薦められます。

最悪なのは、スポーツドリンクを薦める専門家までいます。(T⌓T)

そこで、せっせと水分補給をしちゃうんです。

もちろん、水分補給は、と~~っても大切なんですよ。

でもね、常にペットボトルを持ち運び、常に水分補給するのは行き過ぎです。

日本の食事は、水分がとっても多いです。

ご飯 ( お米 ) には、水分がたくさん含まれていますし、お味噌汁も飲みます。

そして、煮物など水分を含みますものね。

かなり、食事で水分を補給しているんです。

その上に、水のがぶ飲み……、これでは、水の代謝能力を超えちゃいます

水を取り過ぎると、まずは、胃腸が弱り、「冷え」ちゃいます。

また逆もしかり……。

で、胃腸が弱く、冷えている人は【水滞】の状態になりやすいです。

【水毒】【水滞】の予防と対処法

  1. 胃腸に負担をかけすぎない ( 食べ過ぎ、飲み過ぎ注意 )
  2. 身体の冷えを取る

1.胃腸に負担をかけすぎない

蒸し暑くて、身体がだるい、食欲がない……。

そんな時には、1日プチ断食は、いかが? ( 食事を抜く、または消化の良い食事を少し取る ) 

とってもシャープになりますよ。

※プチ断食するときには、補給水分量をちゃんと計って、しっかり水分補給はして下さいね。

2.身体の冷えを取る

身体の冷えを取るには、是非【半身浴】をしてみて下さいね。

⇒ 「冷え取り健康法 半身浴の入り方」をチェックする

最後まで、お読み頂きありがとうございます。

またお会いしましょうネ。

お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。

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金井 進

金井 進

元気の羅針盤編集長。
ホリス治療院院長、はり師、灸師( 国家資格 )。

1994年よりホリス治療院開業。
鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーを融合した独自の治療体系で日夜、患者さんと向き合っています。

30年にわたる鍼灸臨床のなかで培った知識と経験をもとに、あなたの困った問題を解決できるような確かな情報をお届けしたいと思っています。

あなたの喜びの声を聞くことほど、私達の仕事に「情熱」と「やりがい」を与えてくれるものはありません。
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