気象病?それは【水毒】【水滞】かもしれません
あなたは、気候の変化で
- めまいがする
- なんだか身体がついていかず、だるくて仕方がない
- いつにも増して、むくみが気になる
- 胃腸の調子が悪い
- 食欲がない
- アレルギー症状がでてきた
- 頭痛、肩こりや腰痛などが悪化している
- なんだかイライラする
なんてことはないですか?
そして、私、もしかして気象病?なんてお考えではないですか?
それは、もしかしたら【水毒】【水滞】が原因かもしれません。
水毒・水滞とは?
鍼灸医学では、気・血・水が、滞ることなく「スムーズ」に流れ、バランスが整っている状態を健康な状態と考えます。
水毒は、文字通り、この気血水の「水の毒」、そして水の流れが滞った状態が「水滞」です。
今日は【水毒】【水滞】は、水の代謝が悪い……くらいの大雑把に理解して下さい。
鍼灸医学の言語を、西洋医学、現代科学で説明することは、無理があると常々、患者さんにお話ししています。
だってね、前提や常識がまるっきり違う科学ですからね……。
気・血・水とは?
でもね、それでは現代科学が常識の私たちには、分かりませんので、鍼灸医学の中心的概念である【気・血・水】を簡単に説明しちゃいます。
- 気とは:神経や精神、そしてエネルギー的な流れ、働きなど、全てを含んだ概念
- 血とは:血液とその働き
- 水とは:リンパ液とその働き
って、例える先生が多いんですが、私は、もう少し広く捉えた方が良いように思うんです。
例えば、胃液・粘液・体液なども、鍼灸医学の【水】の働きです。
繰り返しますが、鍼灸医学と現代科学は、前提条件がまるっきり違うので、別次元のものです。
混同してお話ししない方が良いんです。
この【気血水】も、神経・血液・リンパ液 ( 体液 ) と分けるよりも「氷 → 水 → 水蒸気 」って考える。
つまり、条件や状態で変化していると考える方が、私たち鍼灸師が捉えている感覚なんです。
でもね、この感覚が分かる先生が少ないのが現実なんです。
専門家でも残念な状況ですので、あなたにお話しするのを止めようと考えたのですが、
この梅雨時期に体調を崩す方【気象病】と思われる方には、どうしても知ってもらいたいので、お話しすることにしました。
この【気象病】な~~んてのが、最近流行っているようなんです。
気象病とは?
気象病とは、気圧の変化で、めまいや耳鳴りを中心にした体調不良や、頭痛や様々な症状が悪化したりすることらしいです。
それは、この気圧の変化に、自律神経が乱れる、特に交感神経が興奮してしまうのが原因とされています。
つまり……。
交感神経が興奮→血管拡張→神経が刺激→痛み(症状)出現
って、流れで説明されます。
この気象病の方には、鍼灸医学的に【水毒】【水滞】の身体状態のことが多いんです。
特に、近年は、暑さが増してくると、「熱中症」予防に、水分を取ることが薦められます。
最悪なのは、スポーツドリンクを薦める専門家までいます。(T⌓T)
そこで、せっせと水分補給をしちゃうんです。
もちろん、水分補給は、と~~っても大切なんですよ。
でもね、常にペットボトルを持ち運び、常に水分補給するのは行き過ぎです。
日本の食事は、水分がとっても多いです。
ご飯 ( お米 ) には、水分がたくさん含まれていますし、お味噌汁も飲みます。
そして、煮物など水分を含みますものね。
かなり、食事で水分を補給しているんです。
その上に、水のがぶ飲み……、これでは、水の代謝能力を超えちゃいます。
水を取り過ぎると、まずは、胃腸が弱り、「冷え」ちゃいます。
また逆もしかり……。
で、胃腸が弱く、冷えている人は【水滞】の状態になりやすいです。
【水毒】【水滞】の予防と対処法
- 胃腸に負担をかけすぎない ( 食べ過ぎ、飲み過ぎ注意 )
- 身体の冷えを取る
1.胃腸に負担をかけすぎない
蒸し暑くて、身体がだるい、食欲がない……。
そんな時には、1日プチ断食は、いかが? ( 食事を抜く、または消化の良い食事を少し取る )
とってもシャープになりますよ。
※プチ断食するときには、補給水分量をちゃんと計って、しっかり水分補給はして下さいね。
2.身体の冷えを取る
身体の冷えを取るには、是非【半身浴】をしてみて下さいね。
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
またお会いしましょうネ。
お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。