おこしやす in 春の京都「おばんざい」とVegan カフェ

桜のシーズンも近くなり、海外からの観光客の方々で賑わう京都。そんな京都にもたくさんの菜食を楽しめるレストランやカフェがありました。
Vegan Journey Aroud The World Vol.8
Contents
おばんざいを食べずして京都はまわれへん!
出典 ぎゃあてい
よく「京料理」と聞きますが、こちらは一般的にご馳走を指します。それに対して「御番菜 おばんざい」は日常的なごはん。関東風に言えばお惣菜。
古くからの商家や旧家が多かった京都市中心部では、切り干し大根やひじきの乾物、旬の野菜、おからなどを食材にしたものが多く、野菜の皮、だしをとった乾物の昆布や鰹節のだしのうまみを生かし、残り物などをむだにせず、上手に使い切る調理法。
「おばんざい(お番菜)」の「番」の文字には、日常的な、粗末な、といった意味があります。
嵐山にある京おばんざいバイキングの元祖「ぎゃあてい」は本格京おばんざいが楽しめるお店として料理旅館『嵐山辨慶』で扱いきれなくなった食材を余らせることなく調理し、おばんざいとして提供している人気店。
ぎゃあてい とは、般若心経の一部で『思うがままに行きなさい』思いのまま、お好きな料理を食べて欲しいという願いが込められているんだとか。
料理旅館 嵐山辨慶で腕をふるう料理人が、京おばんざい30品目以上を提供。京の旬を生かしたヘルシーで体に優しいバイキングで、これならベジーな人も食べられるものが選べて困らない。(カツオ出汁等を使用しているものもあるので、Veganの方はご確認を)
出典 ぎゃあてい
定番料理だけじゃなく、季節に合わせたメニューを取り入れ、食材を引き立たせる調理法、旬のものを料理する心遣いが人気の秘密なのでしょう。
にしん、油揚げと水菜、春のワカメとタケノコなど京都の名産と他の地域から運ばれてきた食材を組み合わせて、これが京の味なんだーと30品目以上を目でも楽しみながら楽しめました。
そして嵐山から、トロッコ列車を使って京都市内へ。(乗り換えが必要です)
夜は京都市内へ戻り、カフェ マツオントコ (cafe MATSUONTOKO)へ
なぜこちらのお店を選んだかというと、なかなか他のお店にはない視点だったからです。
美味しくてヘルシーなレストランは当たり前。
でも儲けやビジネスばかりが先走りして、Veganのレストランと唱っていても、実際に環境や食料問題や動物まで考えられているお店は少ないと感じていた中、優しいお料理と環境にも配慮したお客様のライフスタイルに合わせたVeganレストランが京都、四条河原町にあったので行ってみました。

どんなところが環境配慮?
レストランでは毎日のように使われるお箸。
国産の間伐材を使った割り箸を使用することで、CO2の呼吸量はアップすることから、マツオントコさんでは間伐材の割り箸を使用。
意外かもしれませんが、間伐材を使うことでCO2の呼吸量はアップします。
割り箸は木を伐採して作られることから森林破壊というイメージが強いですが、日本の割り箸は、間伐材や端材などの森林資源を利用して作られています。
輸入してお金を払うより、よっぽど経済的で環境に効果的なのです。
「間伐」については是非、調べてみてください。
出典 木づかい.com
未来の子供たちに自慢できるようなお店にしたい。
オーナーさんの温かい気配りが、メニューからも伝わってきました。
男性が一人でふらりと入ってきてカウンターで一杯が似合う店内はレトロとモダンな空間。
女子率80%、観光シーズンは外国人のお客様で一杯。
ヘルシーなのにお腹いっぱいになるアメリカンテイストなメニューもあるし、カップルにもいいのでは?
豆腐スモーク オリーブ添え
熟成させた豆腐スモークは 見た目も味もチーズ。ワインのお供によさそう。オーガニックワインも揃っていました。
トマトとアボカドのカルパッチョ
人気NO.1のVeganアボカドバーガー
コンニャクのパテは歯ごたえ十分、濃厚な仕上がり!
メインディッシュからデザートまで魅力あるメニューばかり。
京都らしい 揚げ八つ橋アイス添え なんていうメニューもありました♪
cafe MATSUONTOKO
住所:京都府京都市中京区新京極通四条上ル中之町538-6
電話番号:075-251-1876
京都に着いたら先ずは鴨川近くの美容と健康を追求する食空間「CHOICE」で
内面からの美しさを食の側面から提案する、鈴木形成外科プロデュース美容と健康を追求する食空間として2012年 9月3日(火)にオープン。
メニューは、マクロビオティックで有名な美のカリスマ・平田シェフ監修。無添加、乳製品・卵・肉・魚など動物性食品を一切使わず、ドライフルーツなどの自然な甘さを生かし、調理法にいたるまで考え抜かれた美を追求する女子には夢のようなレストラン。
なかでも植物性由来のレジュベラックや豆乳ヨーグルトを使って発酵させた「CHOICEのチーズ」はベジ通には有名な一品なのです。
「100%植物性の発酵食品」でまるでチーズのような熟成された味わいが楽しめます。
オーガニックで無添加、産地・製法にまで気を配った食材を、こだわりのCHOICE基準で調理し、精製度の低い植物性の食材が基本だそうです。
CHOICE FROMAGE ハンバーガー(gluten-free).
ソースの味を4種類の中から選びます。濃厚なソースとVeganチーズがたっぷり!
カシューナッツを使用した濃厚なクリームパスタ
チョイス (CHOICE)
〒605-0009 京都府京都市東山区大橋町89-1 鈴木形成外科ビル1F
電話番号:075-762-1233
店舗HP: http://choice-hs.net
京都に行ったら外せない!京漬物
多くの寺社仏閣が立ち並ぶ京都では、精進料理が発達し、様々な野菜品種が発展し「京野菜」として古くから親しまれています。
お寺へ行く途中や市内のあちこちに、有名な京漬物店がありました。
そんな古くから親しまれていまれている京漬物、最近では食べ放題ができるお店があるということで最終日の夜は 京漬物、おばんざい、竈炊き立てごはんが食べ放題の「竈炊き立てご飯 土井」へ。
志ば漬で有名な土井志ば漬本舗プロデュースのお店で、竈で炊いたご飯とお漬物、おばんざいがビュッフェスタイルで楽しめるお店です。
ベジーにも食べられるメニューがあって安心。
こちらにご飯やお味噌汁などだけつけることもできます。
数種類のお漬物やおばんざい、たたきごぼう、サラダ、などが並んでいました。
メインの引き立て役の副菜とはいえ、本当に美味しくて大満足。旅の貴重な時間を持て余すことなく、食事を楽しむことができます。京都コシヒカリを使った竈で炊き立てのご飯も美味しい。
京都駅で観光に行く前や、新幹線に乗る前のお食事に便利なお店だと思います。
竈炊き立てごはん 土井 京都駅八条口店
京都市下京区東塩小路高倉町8-3 アスティロード京都 1F
電話番号:075-634-8545
店舗HP: http://www.doishibazuke.co.jp/kamado-doi/kyotoeki/
どれもおいしおす〜
現代風おばんざい!?
最近では、家庭で使いきれない食材を持ち寄って、おいしい料理に変身させる料理法がサルベージパーティーとして注目されているのはご存知ですか?
本来食べられるにも関わらず廃棄される余り食材を使い切ることで食品ロスを減らす家庭の余り食材が美味しく変身させるサルベージ。まさに現代風おばんざい!
そんな画期的な食スタイルは、昔では当たり前。『食材を無駄にしない』、その当たり前のことを当たり前にする昔の知恵は忘れないようにしたいものです。
出典 Eco Frend
日本では年間1900万トンの食品廃棄物が出ており、世界的に見てもトップクラス。これは世界の7000万人が1年間食べていける量だといいます。(政府広報による)
あなたの冷蔵庫の中、眠っている食材や調味料はありませんか?
おばんざいという言葉が広まったのは、1964年頃からとされていますが、まだ50年余りの歴史。
野菜の葉や皮、だしをとった乾物の残り物なども美味しく輝かせることができるか、お粗末にするかはYOU次第。
「御番菜 おばんざい」の節約ごはんの知恵は普段の生活にも取り入れられそう!
日本の職人と商人の町が生んだ素敵な知恵と文化だと思いました。
帰りは京都発イノダコーヒーを☕️
長くなっちゃいましたが、最後まで目を通してくださった方が一人でもいたら嬉しい♪
素敵な京の旅でした おおきに〜♪