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貧血の種類・原因と対処法

特集と症状・病気
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出血性貧血

原因

胃腸や肺など、内臓のどこかで出血していると、血液量が減り、貧血状態になります。

出血性貧血:原因
内臓のどこかで出血

血液量が減る

貧血状態

治療

出血している箇所を探し、治療します。

出血性貧血:治療
出血箇所を探し出す

治療する

鉄欠乏性貧血

原因

私たちの細胞へ酸素を運ぶ重要な働きをする赤血球。

その赤血球は、血液中の鉄が少なくなると、薄く小さくなります。

この状態が、鉄欠乏性貧血です。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの消化管の潰瘍・胃癌などの病気で、出血が続くと鉄が足りなくなり、貧血状態になります。

また女性の場合、月経・妊娠・出産や授乳などにより、鉄が失われても貧血状態になります。

鉄欠乏性貧血:原因
赤血球は、血液中の鉄が少なくなると、薄く小さくなる

この状態が鉄欠乏性貧血
胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの消化管の潰瘍・胃癌などの病気で出血が続く

血液中の鉄が足りなくなり貧血状態になる
女性の場合、月経・妊娠・出産や授乳などにより、鉄が失われても貧血状態になる

症状

貧血の症状の他に、爪が薄くなったり、割れやくなったり、さじ状に波打ったりします。

鉄欠乏性貧血:症状
爪が薄くなる
爪が割れやすくなる
爪がさじ状に波打つ

治療

鉄剤の服用が基本になります。

鉄欠乏性貧血:治療
鉄剤の服用が基本

巨赤芽球性貧血

原因

ビタミンB12や葉酸不足で起こる貧血です。

ビタミンB12は、内因子と呼ばれるタンパク質が、胃で分泌されることで、腸で吸収されます。

この胃の内因子が分泌されないと、ビタミンB12が吸収されず、体内で足りなくなります。

ビタミンB12が不足すると、赤血球は正常に作ることができずに、貧血状態になります。

血を作る ( 造血する ) 骨髄で、赤血球に分化する赤芽球の成熟ができずに、核などが大きくなった巨赤芽球が多くなります。

葉酸の不足でも同じようになります。

巨赤芽球性貧血:原因
ビタミンB12葉酸不足で起こる
ビタミンB12は、内因子と呼ばれるタンパク質を胃で分泌

腸で吸収される
胃の内因子が分泌されないと、ビタミンB12が吸収されず、体内で足りなくなる
ビタミンB12が不足すると、赤血球は正常に作ることができずに、貧血状態になる
血を作る ( 造血する ) 骨髄で、赤血球に分化する赤芽球の成熟ができずに、核などが大きくなった巨赤芽球が多くなる
葉酸の不足でも同じようになる

症状

貧血の症状の他に、舌炎や神経症状が起こることがあります。

巨赤芽球性貧血:症状
舌炎や神経症状が起こることがある

治療

筋肉注射をします。

通常、数週間、注射することで症状もなくなります。

その後は2~3ヶ月に1回注射していきます。

症状が改善されても、吸収ができない状態が改善されたわけではありませんので、定期的な注射は継続していきます。

葉酸不足の場合は、葉酸を服用すれば改善していきます。

巨赤芽球性貧血:治療
筋肉注射
通常、数週間、注射することで症状もなくなる
その後は2~3ヶ月に1回注射する
症状が改善されても、吸収ができない状態が改善されたわけではない
定期的な注射は継続
葉酸不足:葉酸を服用すれば改善

溶血性貧血

成人では、赤血球の寿命は、通常120日間です。

何らかの原因で、120日よりも早いサイクルで壊されると、造血機能 ( 血を造る働き ) が高まりますが、破壊される赤血球が多くなると、造血が間に合わなくなり、貧血状態になります。

ときに脾臓が腫れることがあります。

溶血性貧血
成人:赤血球の寿命は通常120日間
破壊される赤血球が多くなると、造血が間に合わなくなり、貧血状態になる

再生不良性貧血 ( 悪性貧血 )

骨髄で血球を造る造血能力が低くなり、赤血球が減少する貧血です。

同時に白血球や血小板の減少するために、細菌感染や出血なども起こりやすくなります。

原因

再生不良性貧血は、ほとんどが原因不明です。

他の病気の治療、放射線、抗がん剤や抗生物質などの薬が原因のこともあります。

再生不良性貧血 ( 悪性貧血 ):原因
ほとんどが原因不明
他の病気の治療、放射線、抗がん剤や抗生物質などの薬が原因のこともある

症状

貧血の症状のほか、出血しやすくなります。

再生不良性貧血 ( 悪性貧血 ):症状
出血しやすくなる

治療

輸血による治療がほとんどです。

男性ホルモンなどを長期間、使用します。

再生不良性貧血 ( 悪性貧血 ):治療
輸血による治療がほとんど
男性ホルモンなどを長期間、使用する

最後に

お困りのこと、質問や疑問などありましたら、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。

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金井 進

金井 進

元気の羅針盤編集長。
ホリス治療院院長、はり師、灸師 ( 国家資格 )。

1994年よりホリス治療院開業。
鍼灸、カイロプラクティック、フィジカルセラピーを融合した独自の治療体系で日夜、患者さんと向き合っています。

30年以上にわたる鍼灸臨床のなかで培った知識と経験をもとに、あなたの困った問題を解決できるような確かな情報をお届けしたいと思っています。

あなたの喜びの声を聞くことほど、私達の仕事に「情熱」と「やりがい」を与えてくれるものはありません。
いいこと・悪いこと、どんなことでも結構です。
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